ポストモダン・バーセルミ―「小説」というものの魔法について

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ポストモダン・バーセルミ―「小説」というものの魔法について

  • 三浦 玲一【著】
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 彩流社(2005/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779111242
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『ニューヨーカー』を中心に活躍し、破天荒なパロディとポップで断片化された形式と特徴で熱烈でカルト的な人気を誇った作家ドナルド・バーセルミ。彼のアメリカ・ポストモダン小説における最も実験的な作品を手がかりに、現代とポストモダニズムの交点での文学のあり方を探る。ジャック・ラカン、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダといったポスト構造主義者の論考と、ジャン・ボードリヤール、フレドリック・ジェイムソン、アントニオ・ネグリらのポストモダニズム論を踏まえた、アメリカ文学研究者によるドナルド・バーセルミ論。

【収録内容】 
自律したテクスト、身体のアレゴリー
主体構成のジェンダー
メタフィクションとポストモダン・パロディ
文学と精神分析
テクストの表層とジェンダー
ナショナリズム、グローバル化、倫理ほか。 
バーセルミ邦訳著作…『パラダイス』(1990/12 彩流社)『口に出せない習慣、不自然な行為』(1994/05 彩流社)『哀しみ』(1998/10 彩流社) 『罪深き愉しみ』(1995/04 彩流社)『アマチュアたち』(1998/10 彩流社)『シティ・ライフ』(1995/11 白水社) 『死父』(1978/11 集英社)『雪白姫』(白水Uブックス 1

内容説明

バーセルミの「読解不能性」について我々は何を語りうるか?『ニューヨーカー』を中心に活躍し、熱烈でカルト的な人気を誇った作家を再評価し、その実験性を現代文学のひとつの頂点と位置づける試み。アメリカ・ポストモダン小説における最も実験的な作家の作品を手がかりに、現代とポストモダニズムの交点での文学のあり方を探り、「深み」のないテクストをどのように「解釈」するのかを論じる。ジャック・ラカン、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダといったポスト構造主義者の論考と、ジャン・ボードリヤール、フレドリック・ジェイムソン、アントニオ・ネグリらのポストモダニズム論を踏まえた、アメリカ文学研究者によるドナルド・バーセルミ論。

目次

1 ラカンと他者表象―言葉が主体を創るとき(自律したテクスト、身体のアレゴリー―「風船」;主体構成のジェンダー―『雪白姫』)
2 フーコーと力の形態―中心、起源を持たない権力(メタフィクションとポストモダン・パロディ―「ボディガードについて」;文学と精神分析―『死父』)
3 デリダとジェンダー―脱構築を呼ぶ主体概念について(テクストの表層とジェンダ―「説明」、「芸術学校の入り口で」;ナショナリズム、グローバル化、倫理―『パラダイス』)

著者等紹介

三浦玲一[ミウラレイイチ]
一橋大学言語社会研究科助教授。専攻、アメリカ文学、ポストモダニズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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harass

65
まさかバーセルミの解説書があるとは驚いて取り寄せる。米国の前衛小説家の作品を解説。『読解不能性』といっていい、彼の作品を例に挙げてあえて解説するという力技。当然、現代思想などの引用も絡ませていく。小説というものを解体し批判しおちゃらける戦略を解説。彼の作品は小説というより現代詩に近いのかもしれない。第一章の短編「バルーン」と第二章の長編「雪白姫」の詳解を読んだだけで、時間切れのためあえなく返却。2019/07/03

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