ヒストリカル・スタディーズ<br> トマト缶の黒い真実

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ヒストリカル・スタディーズ
トマト缶の黒い真実

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778316167
  • NDC分類 628.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報



ジャン=バティスト・マレ[ジャン バティスト マレ]
著・文・その他

内容説明

トマトは一七〇カ国で生産され、トマト加工業界の年間売上高は一〇〇億ドルにのぼる。だがトマト缶がどのように生産・加工されているかはほとんど知られていない。中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、業界のトップ経営者から生産者、労働者までトマト加工産業に関わる人々に徹底取材。世界中で行われている産地偽装、大量の添加物や劣化した原料を使用する生産現場、奴隷的に働かされる労働者などさまざまな問題を暴く。世界中で身近な食品であるトマト缶の生産と流通の裏側を初めて明らかにした衝撃のノンフィクション!

目次

中国最大のトマト加工会社
「中国産」のトマトペースト
伝説化されたアメリカの加工トマト産業
濃縮トマト輸出トップの会社
イタリアの巨大トマト加工メーカーのジレンマ
中国産トマトも「イタリア産」に
ファシズム政権の政策の象徴、トマト缶
トマト加工工場の奇妙な光景
中国の加工トマト産業の暴走―始まりと発展、強制労働
ハインツの経営合理化とその影響
加工トマト業界トップ企業、驚異の生産力
消費者に見えない「原産国」
天津のトマト缶工場の秘密
トマト31パーセントに添加物69パーセントのトマト缶
農薬入りのトマトか、添加物入りのトマト缶か
アフリカを席巻した中国産トマト
「アグロマフィア」の象徴、南イタリア産トマト缶
イタリアの労働者の違法な搾取
酸化トマト「ブラックインク」をよみがえらせる最新研究

著者等紹介

マレ,ジャン=バティスト[マレ,ジャンバティスト] [Malet,Jean‐Baptiste]
“ル・モンド・ディプロマティーク”“シャルリー・エブド”など多くの有名誌に寄稿する新進気鋭のジャーナリスト。2014年に刊行された第2作En Amazonie,Infiltre dans le meilleur des mondeはアマゾンの配送センターに潜入取材して内部事情を告発した問題作で、フランスでベストセラーとなった。第3作にあたる『トマト缶の黒い真実』は2017年に刊行されると同時に大きな話題になり、「身近な食材のトマトを通じて読者をグローバル経済の恐怖に陥れる」など各メディアに絶賛された

田中裕子[タナカユウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

308
初めて知る、ことだらけの本だった。そもそも、加工用のトマトと生食用トマトは全く別モノという事実に驚く。加工用は人工的に生み出した種で、濃縮しやすいように水分が少なく傷みにくく、「何百キロのトマトの山の下敷きになってもビクともしない」分厚い皮を持つ。見た目も細長く「戦闘用トマト」と植物学者は呼んでいるという。これを頭にぶつけられると大けがをする! 中国で今、政情不安な新疆ウイグル自治区が世界の一大生産地だということにも驚嘆。この濃縮トマトが薄められ塩を加えて「イタリア産」として流通。真実を読めてよかった。 2021/12/12

absinthe

243
トマト缶にどんな添加物が含まれているか。悪貨は良貨を駆逐する。良心的な会社は駆逐され、不衛生な現場で作られたものが市場でもてはやされている。トマトに限った話に見えるが、資本主義の一つの側面を表しているようにも見える。absintheはリバタリアンだが、自由主義の帰結の一つとしてこういう話は記憶しておきたい。過当競争のせいで粗悪品会社も多くがつぶれているという事実は、少しだけ救いになった。2019/04/19

真香@ゆるゆるペース

142
ミネストローネを作る時にいつも使っているトマト缶。トマト=体に良いというイメージから、これまで何の疑いも持たずに使っていたけど、生産・流通の黒い裏側に衝撃。本書を読んで、近所のいくつかのスーパーを見て回ったけど、置いてあるトマト缶は海外のものばかりだった。国産のトマト缶は、大きいスーパーや自然食品店に行かないとなくて値段も倍以上だけど、体のことを考えたら今後は極力国産のものを選ぶようにしたいと思う。中国産、添加物69%、再商品化… 目を疑いたくなるような真実がココに。あまりにも安いトマト缶にはご用心。2020/04/11

kinkin

112
中国で加工された濃縮トマト。その濃縮トマトはイタリアに輸出され加工されイタリア製として出荷される。そこまでは分かるけれどその濃縮トマトの生産現場、管理状態や出荷の流れを知るととんでもないことを知る。しかしこんなのは日本も同じようなことが多々あるのだろう。輸入食品にも様々なのがあってスーパーなどの激安食品などそんなのがほとんどなんだろう。読んでいて『震える牛』という本のことを思い出した。2018/08/03

yumiko

90
今のこの心境を表すに一番ぴったりな言葉、それは知らぬが仏。 題名に惹かれある程度覚悟して読んでみたものの、正直なところもう市販のトマト缶を口にする気にはなれない。 スーパーで売られているトマト缶。何故こんなに安いのだろうと思っても、深く考えてみることはなかった。 生産地も加工地も、消費者には真実を知るすべがないとなったら、私たちは一体なにを信じたら良いんだろう。 今の時代安いものにはそれなりの理由がある。そう自衛するしかないのだろうか。2018/07/09

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