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内容説明
国内320万人、男性20人に1人が色弱者。街の色が変わり始めた。
目次
1 色覚との出会い(小学校の色覚検査;祖父が色弱だった ほか)
2 自問自答の日々(フラーが伝えたかったこと;「理系に進めない」と言われた中学時代 ほか)
3 旅の始まり(はじめての東京ひとり暮らし;ひとりで買った服 ほか)
4 革命前夜(故郷で就職;コンピュータショップで困ったこと ほか)
5 色覚の未来(街はますますカラフルに;色弱者がまず「色弱」を学ぼう ほか)
著者等紹介
伊賀公一[イガコウイチ]
1955年生まれ。早稲田大学社会科学部中退。先天性の色弱者(P型強度)。1級カラーコーディネータ(商品色彩)。専門分野は社会システム理論・色彩学・視覚情報デザイン・情報通信。日本色彩学会正会員。NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構「CUDO」理事。ソラノイロ代表。幼児期より他人との色覚の差に興味を持つ。大学在学中にITの開く未来に目覚め中退。建設会社、コンピュータ会社役員、ITベンチャー役員等を経てNPO法人CUDO設立に参画。1級カラーコーディネータ合格をきっかけに脱サラ。CUDO専属テクニカルアドバイザーとして講演・セミナー、コンサルタントなどを引き受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
26
#説明歌 少しづつ見えかた配慮した設計カラーユニバーサルデザインで2019/06/13
Kavi
5
UDC資格を取得済。さらなる知識を求めてUDCの本を探していて、この本に出合う。著者本人が色弱者で、本人の体験談を交えて、どう見えるのか、どう困るのかが具体的な例をもって紹介されているのでとても分かりやすい。黒と赤が類似して見えるということは、注意点を赤字にしたり、目立たせたいところを赤字にしたりしていたが、それが分かりづらい表現だったことが今さらにして気づく。目から鱗な話が多く、さっそくUDC関連の本を注文した。企画書の書き方ひとつとっても、改める点がたくさんあるわ。2015/11/18
めー
2
作者が自分の色の見え方、生活の中でのエピソードを、苦労した経験も含めて淡々と、かつ楽しく書いていたのでとても興味深く読めた。男性の20人に一人は色弱という事に衝撃を受けた。仕事や様々な場所で自分が選ぶ色を改めて見直すきっかけとなった。2016/12/08
takao
2
色弱だが1級カラーコーディネーター。2016/11/26
きぐるみ
2
ウェブデザインについての授業を受けた中で、色のユニバーサルデザインについての話を聞く機会がありそれからずっと引っ掛かっていたので読んでみた。どんなものかよく分からなかった色弱がぐっと身近なものに感じられた。誰かに任せきりにせず、Webサイトや公式の書類など何か作るときには、色弱者のことも意識することが大切だと思った。色弱者にも分かりやすく作られた路線図は、C型の私にも見やすい鮮やかな色合いで良いと思う。2011/11/01