汽車旅行

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汽車旅行

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  • サイズ B6判/ページ数 121p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778030100
  • Cコード C0079

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北杜夫そっくりおじさん・寺

58
本日、広島県呉市にある『ヤマトギャラリー零』という松本零士の記念館の最上階の図書閲覧室で読んだ。昭和16年の漫画。何となく不思議な漫画で、東海道本線の漫画である。東京から汽車にのり京都に向かう父子。道中の二人が車窓を見ながら景色にまつわる雑談をするのだが、途中で漫画映画(アニメ)の作り方が詳細に描かれる。天の羽衣の伝説を挟み、最後は豊臣秀吉の太閤記の話になり、京都へ向かうはずが何故か名古屋で内容が終わる。絵柄もコミカルになったりリアルになったり。独特の味わいなので皆様に実物を一度見せてあげたい。2014/07/20

アメヲトコ

4
とてもいい。東京駅から東海道本線を旅する父子の会話を軸に、沿線の風景や歴史が淡々と綴られていきます。冒頭では京都に向かうとあったのに、物語は名古屋で終わっていて、まさに紙幅が尽きた感も。昭和16年の刊行で、このわずか4年に破局が訪れるかと思うと色々と痛恨の思いがあります。2017/10/09

刷子筆男

2
「映画的手法」は『新寶島』よりこちらが先でしょ、ツーことで、こんな幻の作品もまさかの復刻。戦中の紙不足が影響してるのか、恐ろしい尻切れトンボで終わりますが、パースのついた風景はデザイン的にも優れていて、キャラも可愛いのであります。大船で、映画の話から、妙に詳しいアニメの作り方話に脱線するところが、ヒジョーに面白い。作者の興味を引いたのでしょうか。2013/06/30

笛吹岬

2
車窓から会話が繋がる旅行。鉄道旅がソーシャルネットワークであった様子が描かれている。ただし「こんなに凄い」かどうかは、分からない。2012/12/23

とりあたま

2
いくら「幻の名作」といっても、この内容で2800円はぼったくりw2009/05/16

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