内容説明
空間と時間には最小単位がある!!「相対性理論」後継者たちの最新理論を解説!どちらかと言えば「素粒子論」の系譜である「超ひも理論」に対し、「ノード」「リンク」「ループ」、そして「スピン・ネットワーク」を扱うこの理論は、アインシュタインの「一般相対性理論」の後継者と言える。
目次
1 「ループ量子重力」ってなんなの?
2 ボーアは量子のデジタル性を理論化した
3 ハイゼンベルクは量子の不確定性を「思考実験」した
4 「不確定性」は「交換関係」と同義である
5 アインシュタインは重力の本質が「時空の歪み」であると考えた
6 徐々に、時空量子化のイメージから入る
7 ここで、時空量子化の系譜を概観する
8 「スピン・ネットワーク」とはなにか
9 ループ量子重力理論のエッセンスを掴む
10 ループ量子重力理論の予言を見てみる
11 まとめ
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科・理学部物理学科卒業。マギール大学大学院博士課程修了。専攻は高エネルギー物理学(ヒッグス粒子の現象論、超ひも理論の宇宙論)。理学博士。独特の「竹内節」で難解な理論を面白く説明するのが売り
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。