内容説明
世界中を感動の渦に巻き込んだ、心を揺さぶる珠玉の言葉。初来日講演全文掲載。地上にある最も重要なものとは？「貧困」の本当の意味とは？人として生きるための処方箋。
目次
１ 「国連持続可能な開発会議」におけるムヒカ大統領（当時）のスピーチ（「国連持続可能な開発会議」とは；ムヒカ大統領（当時）のスピーチ）
２ ムヒカ大統領（当時）、南米諸国連合（ＵＮＡＳＵＲ）会長の就任演説（南米諸国連合（ＵＮＡＳＵＲ）とは
ムヒカ大統領（当時）のスピーチ（概要））
３ ホセ・ムヒカ氏の履歴書（ホセ・ムヒカ氏とは；ムヒカ氏の母国ウルグアイ ほか）
４ ムヒカ氏の言葉―なぜ、われわれの心を打つのか？（自分自身について；幸せについて ほか）
５ 東京外国語大学での講演（共存共栄を祈り若者へエール；「生きる」こと自体が奇跡、意味を持つ ほか）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
57
この方のこの笑顔に嘘はないのでしょうね。この国の政治家は嘘だらけだけど。『お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし、政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです』今、選挙戦で熱い闘いを繰り広げている政治家に。2016/07/07
G-dark
15
「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ」といったムヒカ氏の言葉が心を揺さぶります。そう、命には限りがあるのです。富と名のつくものを得るために貴重な時間を削り、気づいたら人生の残り時間が短くなっているなんて、本当に勿体ない。あの世に物やお金を持っていくことは出来ないし、買い漁って溜め込んだ物がそもそも本当に欲しいものだったのか分かりません。自分が本当に求めるものが何なのか、この本を読みながら考えさせられました。2018/12/15
templecity
7
ウルグアイの大統領で富に対して否定的。近所の日本人村で日本人同士が助け合い、モノを共有して一緒に作物を栽培しているのに簡明。海外もエコノミーで行ったり、警備は最低限、車は中古のフォルクスワーゲン。給与の9割は寄付。金を受け取っても学校を作るために使う。宗教や家族は大切。ある意味、異色の大統領だが、周りがしっかり他人に貢献する気持ちが無いと国として栄えない。 2019/02/13
しろくま
6
絵本やテレビで見たことがあり何となくは知っていましたが、やはりすごい人だと思いました。こんな政治家は世界にどれだけいるのかな？「消費」と「発展」・・・。豊かな社会とは？人生とは？幸福とは？と、考えさせられます。2016/08/19
ソレちゃん
5
この素晴らしい方と同じ時代に生きて、メッセージを聞けたことを本当に幸せに思う。つい流されがちな自分の価値観をしっかり見つめなおしたい。人からどう思われるかではなく、自分のこころの素直な声に従って、日々を大事に過ごしたい。彼の辿ってきた人生をおもい、表紙の笑顔を見ているだけで、涙が出そうになる。政治家が読めばいいのにな。2017/01/14
