内容説明
サウスウエスト航空とスターバックス―この2つの企業に共通しているのは、コモディティとなっていた商品のコンセプトやビジネスモデルを定義し直すことにより、新しい価値を顧客に認識させることでイノベーションを起こしているということである。そこには、必ずしも革新性のある技術は介在していない。GE会長のジェフ・イメルトが使った言葉に「コモディティヘル(コモディティ地獄)」というものがある。コモディティとは地獄のようなものだという意味である。その地獄から、いかに脱却するかが、今の企業には最重要課題である。イノベーションはどこから生まれるのか?個人と組織のクリエイティビティを高めるマネジメントを解説する。
目次
第1部 イノベーションと創造力(個人の知、企業の知が問われている;イノベーションをマネージする;フラット化する世界とイノベーション)
第2部 イノベーションの新しいパラダイム(利益を持続的に獲得する方法;脱コモディティ化への挑戦;カテゴリー・イノベーション)
第3部 ポーター賞と競争戦略(「ポーター賞」新しい日本を作るために、新しい賞を;大洋薬品工業株式会社のイノベーション;イノベーションの源泉「場所」「国」「個人」)
著者等紹介
竹内弘高[タケウチヒロタカ]
一橋大学大学院国際企業戦略研究科科長。米カリフォルニア大学バークレー校経営大学院で修士号・博士号を取得。1976年より1983年までハーバード大学経営大学院助教授。1987年より一橋大学教授
楠木建[クスノキケン]
一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。一橋大学商学部および一橋大学イノベーション研究センター助教授を経て、2000年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Kiyoshi Utsugi
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