出版社内容情報
【詳細目次】
はじめに
第1章 戦略的広報とはなにか
コミュニケーション戦略不在の世界
官邸の広報体制
NTTでは想定質問打率10割が当たり前
政府広報が民間企業に遅れをとってはならない
広報部が各部門のペーパーを何度もチェック
数日前と前日にはトップと入念な打合せ
コミュニケーション不足が総理批判の源
官僚と官邸記者クラブの厚い壁
戦略的広報が機能したパソコン講習
ホワイトハウスの広報は大統領を守るためにある
報道官は大統領の身代わり
専属スタッフをTPOで使い分ける
第2章 自民党の広報改革プロジェクト
官邸広報の基盤強化を正式提案
総理に提案できる国家戦略本部のメンバーに抜擢
広報改革を総理に進言するも「データはダメ」と一蹴
自民党の広報関連組織の縦割りを廃す
危機感が強いときこそ改革のチャンス
広報改革のポイントはトップ周り
唯一実現したPR会社の活用が成果を上げる
あえて火中の栗を拾う8月8日の賛成演説
自民党の新たな広報戦略
広報本部長代理に就任し広報戦略の責任者に
キャッチフレーズは「改革を止めるな。」
幹事長を補佐する権限も得て専門チーム結成へ
第3章 プロジェクトマネジメントとしての広報
まずは組織のデザインが大事
議論の材料は具体的なデータ
スタッフのモチベーションをどう引き出すか
スタッフの議論から生まれた選挙ポスター
あえて最年少スタッフのアイデアを採用
他党に先駆けブロガーと幹事長が懇談
広報戦略のPDCAサイクル
モニタリングは基本中の基本
トップへのアクセスを重視する
第4章 組織を勝利に導くための広報戦略
メッセージはわかりやすく
訴えはシンプルに
データ重視の広報戦略
毎日比較していた郵政と年金
ベテランの的確なアドバイス
9月4日の天王山を見極める
方針変更の準備は怠りなく
投票日の全面広告で「私は、問いたい。郵政民営化に賛成か反対か。」
遊説先選びもデータ重視で
絶対当選の選挙区で最終日の遊説
しがらみを乗り越え激戦区を回る
自分のセールスポイントを自覚する
選考過程を公開し報道陣を集める
プロもうなった公募広告
当選2回以降なら派閥入り自由
ライバルを研究する
新ネタは手に取るようにわかる
どんな失言も見逃さない
組織コミュニケーションも忘れてはならない
第5章 プロの広報マンになるために
広報は、新聞・雑誌の切り抜きを業者任せにしてはいけない
毎朝6時30分出社で新聞11紙をチェック
自らの頭と手を使って編集する
論調分析で広報がマスコミを評価する
広報は、身体半分が会社の外に出ていなければならない
ちょっとしたひと言が大騒ぎに
全身が中でも外でも良くない
中では常識、外では非常識のピンク電話(グレー)
広報は、優れたトップの経営哲学に耳を傾けなければならない
公益企業という言い方は大嫌い
安全にかけるコストに無駄なコストはない
広報は、危機的状況下こそ情報公開に努めなければならない
リクルート事件が原点
NTTの一番長い日
広報は、コミュニケーション戦略を体系的に学ぶべきである
記事にしてもらうプレスリリースを書く
企業危機管理の成功例と失敗例
成功による慢心が組織の危機を招く
第6章 コミュニケーションのプロが広報だ
広報は一生のキャリア
自分とは関係ない出来事
自民党から会社への1本の電話が人生を変える
政治の本質は広報と同じコミュニケーション
出馬しない4つの理由を即答
森幹事長が自ら動き断る理由がなくなる
政治はコミュニケーションの塊
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
としP
coolflat
とし
暇人