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井深大の心の教育―戦後教育が置き忘れた「あと半分の教育」

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784777102426
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

現代日本の教育は「知の教育」のみで、「心の教育」が忘れられているが、このままでは二十一世紀を支えていく人間は育たない。幼児教育というと、とかく“頭をよくすること”だけがクローズアップされるなか、幼児教育の可能性を長年追求してきた著者だからこそ、人柄の教育の重要性をあらためて説く。「教育勅語を捨てたのは戦後教育の最大の失敗」など、混迷する現代教育への鋭い指摘、提言に満ち、子をもつ両親、これから親になる人、学校の教師など、教育にたずさわるすべての人に読んでもらいたい一冊。

目次

1章 方向を忘れた日本の教育―このままでは、日本の子どもは不幸になるだけ(いまの教育では、幸福な子どもは育たない;教育現場で忘れ去られた“二本の柱”とは;日本の子どもたちは、“貧しい心”しか持てない ほか)
2章 教育の真の目的とは何か―今こそ取りもどしたい「心の教育」(戦前の教育も、戦後の教育も失敗ではなかった;明治の教育がすぐれた業績を残せた理由;儒教という心の教育があったから、科学教育もスムーズにできた ほか)
3章 人間を作る教育を目指して―もっともだいじな教育は、家庭教育にある(日本人の創造性を、どうやって育てていけばいいのか;物質中心の国から、心の国へ;日本人がだいじにしなければいけない“日本の心”とは ほか)

著者等紹介

井深大[イブカマサル]
1908年栃木県に生まれる。早稲田大学理工学部卒業。1946年ソニーの前身である東京通信工業を創立、1950年同社社長に就任、世界のソニーを育てあげる。1969年幼児開発協会を設立し、理事長に就任、幼児教育に情熱を注ぐ。1992年文化勲章受章。1997年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

26
教え、育む。時代の変遷に揉まれ、本質が問われ続ける。解は1つではなく、常に変化。感動と感激、か・・・。同感。社会、学校、そして家庭が共に苦しみ、共に動く!著者の『四つの提案』。「心の教育」など概ね共感も、唯一「母親主体」は若干の違和感。母親の存在は議論の余地もなく重要。一方、母親の個人としての人生観も尊重した責任分担・配分が、現代社会では求められている気がする。2014/04/04

愛読者H

1
人を指導する上で教育とはなんなのか?という疑問を解消できたように感じた。あとはどのように身に付けていくのかを考えていきたい。2016/02/21

m

1
いつもより少しお堅い印象の井深氏の語り口。歴史の背景と、なんとなくあったほうがいいのかもしれないと最近感じていた宗教関連の話が噛み砕いて日常生活と合わせて説明してもらえたので、私は視野が広がり勉強になった。2013/08/21

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