内容説明
わかりやすい筆致と豊富な写真・図版でイスラーム世界のすべてが見える。イスラームの教え・歴史・文化・社会をエキスパートが語る。ヴィジュアルで迫る。
目次
第1章 イスラーム世界の眺望
第2章 イスラームの信仰
第3章 イスラーム世界の歴史
第4章 イスラームの美術と科学
第5章 現代と伝統
第6章 現在のイスラーム諸国
第7章 年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
290
サブタイトルには「この1冊でイスラームのすべてが見える」とある。「わかる」とは言っておらず、あくまでも「見える」なので、確かにイスラームの全体像を概観することはできる。ムハンマド伝にはじまり、「クルアーン」(=コーラン)の解説、そしてイスラム国家の興亡史、さらにはイスラム美術と、一応は網羅的である。なお、巻末には現在のイスラム国家43か国のデータブックも付いている。世界の12億人、すなわち全人類の5人に1人はムスリムである。にしては、私たちはイスラームを知らなさすぎる。せめて、こうした入門書から。 2023/09/18
宵子
2
ずっと前に本屋さんで見つけて、いつか読んでみようと思っていたもの。 イスラームの歴史がわかりやすく/広くやや浅めに書かれている。個人的に現代のイスラム国についての説明が全て載っているのがよかったが、でたのが恐らく十年前だったので、政治とかは結構変わっている国もある。 一番驚いたのは、インドネシアがムスリム人口が一番高いことでもなく、中国にもモスクがあることでもなく、ロシアよりもベラルーシの方がイスラム人口割合が大きかったことだった……。2013/05/31