ある博士の自壊

ある博士の自壊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 115p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784776520962
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Wyoshi

1
アメリカなどでも結構データねつ造問題はある。競争が激しすぎる副作用ともいえる。最近では東大の有名教授と助教がこの問題で失脚した。自分の周りで起こったことはないが、発覚しないものは結構あるのかもしれない。相当有名ジャーナルか、びっくりする結果でなければ、瑣末な仕事など誰も追試などしないから、ばれずにそれなりの業績を積み上げている人は決して少なくないのかな、とも思う。よくいう実力主義も標準偏差の範囲内では評価できないものである。2011/12/04

かえで

0
自分から大きく離れた世界が見たくて手にとった一冊。文章が読みやすくすぐ読み終わった。しかしまぁ主人公の屑っぷりが…今時はいないだろうなぁこんな人…。最後の展開が早すぎた気もするけど、面白かった。2015/05/21

ぐうたらパンダ

0
研究者が書いただけあってリアル。捏造してからの展開があっさりしすぎ。一捻りあればよかった。大学院出た身として、なんか自分が責められているような気分になった。2011/01/23

うちか

0
実験データ捏造を扱ったお話。文章は簡潔で読みやすいため、いろんな人にお勧め。小説としては少し物足りない気はするけども、実験データや研究に関する印象を変えるには十分。2010/03/17

なつめ

0
魚類生理学を専攻する大学院生です。最近、ネガティブデータばかりで精神的に疲れてきたので、自戒のために読みました。データを捏造してしまうポスドクの話なのですが、読む前は、何年も頑張ったのにポジティブデータが出ない不幸なポスドクの話を期待していました。でも実際の主人公は、今時いないだろうと思えるくらい、とんでもなく自堕落なポスドクです。もしかしたら実際に捏造に手を出してしまうのは、大学院重点化政策のもとに量産された、いろんな意味で礎のない人たちなのかもしれません。私も最後の一線だけは越えないよう、気を付けます2010/01/25

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