内容説明
クラムさんのレストランは、いつも大にぎわい。料理はさいこう、おきゃくさんも大まんぞく。ある日、ひとりの紳士がやってきてポテトを注文しました。ところが…。アメリカニューヨーク州サラトガ・スプリングスに実在したレストランの、ポテトチップス誕生のお話です。
著者等紹介
ルノー,アン[ルノー,アン] [Renaud,Anne]
子供向けのノンフィクションや、実在した人物や出来事を元にした作品などを数多く手がけている。カナダのケベック在住
サラ,フェリシタ[サラ,フェリシタ] [Sala,Felicita]
オーストラリアで育ち、西オーストラリア大学を卒業後、イタリアに移住。独学でイラストを学び、絵本とアニメーションの分野で活躍している。イタリアのローマ在住
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書の編集にたずさわったのち、翻訳者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
94
ジョージクラムという実在人物をヒントに描かれた絵本。クラムは料理を作ることが好きで、いつもレストランは満員。お客様が「ポテトをどっさりと食べさせてほしい」という注文があり、お出しした料理。お客様にホクホクしたジャガイモの厚切りのフライをだすと「厚すぎる」と何度かお皿を返してきた。それならとクラムは遊び心で向こうが透けて見えるほど薄くスライスしたポテトを揚げて出したのがポテトチップスのもと。ほのぼのとしたポテトチップスが食べたくなる絵本。2023/08/26
ゆのん
66
【絵本】ポテトチップスの誕生が絵本に。実話。悪戯心がポテトチップスを生んだとは驚き。絵がとても好み。952019/03/29
♪みどりpiyopiyo♪
64
クラムさんの店にやってきた「こだわりや」のお客さんの注文にユーモアたっぷりに応じたクラムさんは…。■ポテトチップス誕生のお話を読みました。1853年、アメリカ ニューヨーク州サラトガ・スプリングスに実在したレストランでの出来事です。■ちょっとしたいたずら心で仕掛けた洒落が、思わぬ銘品を生み出しちゃったの 楽しいね✩⡱ ポテトチップスが広く認知されるきっかけになったおじさんが分かってるなんて、面白いなぁ (=^▽^=)(2017年)2019/07/26
kayo
41
ポテトチップスは如何に誕生したのか?表紙のパンチのきいたお顔の男性は料理大好きクラムさん。料理好きが高じてお店を出します。お客様は連日ひっきりなし。ある日ポテトの料理だけを注文する人が来て…。うちの家族もポテト大好き。ポテトチップスはもちろん、フライドポテト、マッシュポテト、ポテトサラダ、それはそれは立派なイモ兄ちゃん。ドイツに生まれれば良かったんじゃないの?ってくらいです。あ、これはアメリカニューヨーク州のお話です。2020/09/12
☆よいこ
39
ニューヨーク州のサラトガ・スプリングのレストラン「ムーン・レイク・ハウス」で働いていた、ジョージ・クラムをモデルに書かれた絵本。ポテトチップスの起源。諸説あるらしいけど、わかりやすい、読み聞かせできる。巻末に著者のことばで解説がある。2018/06/07