内容説明
ぼくはぬいぐるみのくまきち。とおるくんにつれられてぬいぐるみのおとまり会にやってきた。ウサギのミミー、キョーボーなワニ、そして、本の国から、ちび騎士ジェイミー、あばれグマのジャンボンがあらわれて…よるのとしょかんは、どきどきのれんぞく。さあ、きみも、のぞいてみて。小学校低学年から。
著者等紹介
村中李衣[ムラナカリエ]
山口県生まれ。大学で教鞭をとる傍ら、絵本を介したコミュニケーションの可能性を探り、あらゆる人とあらゆる場所で、読みあいを続けている。『チャーシューの月』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞受賞
北村裕花[キタムラユウカ]
1983年生まれ。多摩美術大学卒業。第33回講談社絵本新人賞佳作受賞。イラストレーターとしても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
23
ちょー久しぶりの児童書♪図書館で新着本で〈図書館)というキーワードにビビッと来て借りた。夜に自分の好きなりぬいぐるみなど預けて代わりに図書館に泊まらせるという話。ちょっとどこかで聞いたようなぁ・・・。児童書で本との関わりを振り返るのもたまにはいい。2016/04/07
遠い日
23
近頃話題の、図書館でのぬいぐるみお泊まり会。やってきたぬいぐるみたちの、個々の家庭の事情が透けてみえて興味深い。そこへ、夜の図書館ならではのミステリアスな暴漢が登場する。暴れまくるのは本の中から抜け出してきたクマ。描かれた物語のストーリーが、あることで断ち切られてしまったせいで、自暴自棄になったクマ。そんな心理がみんなの会話の中から浮かび上がってくるや、物語は勢いづく。本の中の物語が生きていることを、子どもたちも実感できるはず。2016/01/29
おはなし会 芽ぶっく
16
図書館でぬいぐるみのお泊り会。聞いたことはあるのですが。こんな事が行われていると想像するなら是非お泊り会に我が家のぬいぐるみを連れていってあげたいな。2018/12/23
のり
15
夜の図書館に子ども達が日頃 大切にしているヌイグルミを泊まらせるイベント、凶暴なクマが暴れている、さあ大変! 可愛いトイストーリーのようなお話。低学年から。2019/10/07
鳩羽
12
図書館でのぬいぐるみのお泊まり会を題材にしたお話。ぬいぐるみが夜の間に貸出の体験をしたり、書庫へ行ったりというのを図書館の人が写真に撮る。が、本当の冒険はその後にあり、本の中から凶暴な熊が出てきて暴れるのを、同じく本の中から出てきた騎士が助けに来てくれる。本の中のキャラクターは動けるが、ぬいぐるみは動けず、なんとなく受け身な感じ。ページが破かれて、結末がなくなったせいでクマが暴れていたり、小さい絵本の汽車には乗れないが大型絵本なら乗れる!という展開とか、設定ありきの話だと思う。2016/06/11