内容説明
今日は夏休み。ソフィーは電車にのって、いなかのおじいちゃんの家にむかいました。おじいちゃんは、広い畑でたくさんのやさいをつくっています。手伝いをしながらソフィーは、今まで知らなかったやさいのことを、たくさん知るのでした。子どもの心に寄りそった絵を描きつづけるフランスの絵本作家、ゲルダ・ミューラーの絵本。
著者等紹介
ミューラー,ゲルダ[ミューラー,ゲルダ] [Muller,Gerda]
1926年オランダ生まれ。アムステルダムのデザイン学校を卒業後パリに移る。20代から現在に至るまで精力的に絵を描きつづけ、これまで100冊以上の本を手がけた
ふしみみさを[フシミミサオ]
埼玉県生まれ。上智大学仏文科を卒業後、洋書絵本卸会社勤務などを経て、海外の絵本や児童書の翻訳をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mizuki
45
フランスの絵本作家、ゲルダ・ミューラーの絵本。ソフィーが田舎のおじいちゃんの畑で野菜作りの手伝いをします。野菜の育て方だけでなく、普段食べている野菜は実、茎、根、花、種、葉、地下にある茎、鱗茎(形を変えた葉の部分)に別れていることや、ミミズ、てんとう虫、コウモリが野菜を守ってくれること、また受粉についてのお話し等、たくさんのことが学べる絵本でした!最後にソフィーがおじいちゃんからもらった種をプランターに植えてベランダ菜園をしている様子があり、真似をしたくなりました♡虫さえいなければできるのにな〜。2016/06/03
tokotoko
45
みなさんはお野菜好きですか?私は大好きです。だから迷わず借りた図書館本!表紙を開けたらすぐ、お野菜一覧!真剣な本かな~って思ったら、お話と図鑑のセットみたいな本でした。ソフィーは夏休みに田舎の祖父母の家に行き、小さな畑をもらいます。生のグリンピースがアメみたい!とか、受粉のこと、毒ニンジンやコウモリや畑にいる虫、農作業の道具のことまで、きれいな図と解説で教えてくれます。読んだらね、野菜、育てたくなるかもしれません。私は、まだ10種類も食べたことない野菜があるじゃないのー!食べなくちゃー!って思いました。2014/07/11
クリママ
32
夏休み。ソフィーは田舎のおじいちゃんの家に行く。おじいちゃんに教えてもらいながら一緒に野菜作りをする。いろいろな野菜(食べたことのないものもある)のことが、わかりやすい絵と文で描かれ、楽しく勉強できる。地面の下の野菜の様子は興味深く、自然の中で手をかけながら野菜を育てることはとても素敵だ。2018/09/30
gtn
30
作者87歳時の作品。後世にどうしても伝えたかったテーマということか。採れたては本当にうまい。娘が野菜をあまり好かないのは、そのうまさを知らないからだろう。親として反省している。2020/06/19
花林糖
21
(図書館本)綺麗な表紙絵に惹かれて。フランスの絵本なので、日本では余り馴染みのない野菜があり新鮮でした。野菜畑の夏から冬を丁寧に描いていて興味深く読めました。2017/02/23