内容説明
「ああ、ぼくどこか行きたいなあ!」。木のひこうきのコスモスが、おもちゃ箱から飛び出して言いました。「あのおかの上に白いドームが見えるだろう。あそこへ行ってみたいなあ」。こども部屋から出たことのないコスモスは、なかよしのぬいぐるみの犬のウォーギーと、とんでいくことにしました。夢をのせて、ふたりのぼうけんがはじまります。
著者等紹介
市川里美[イチカワサトミ]
岐阜県大垣市生まれ。講談社出版文化賞絵本賞、サンケイ児童文学賞美術商など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
68
おもちゃの木製飛行機コスモスと犬のぬいぐるみウォギーによる冒険旅行。パリの美しい風景が印象的な絵本でした。彼らが向かったのはサクレクール寺院という建物。パリの名所ともなっている有名な教会なんですね。無知な私は存在すら知らなかったので一つ勉強になりました。2018/05/18
mntmt
20
ドームから見たパリの眺めが素晴らしい。2016/06/16
anne@灯れ松明の火
17
6日、講演会で購入し、サインをいただいた。表紙の空の青さと主人公たちの愛らしさに一目惚れ。そう、主人公は犬のぬいぐるみ・ウォギーだけではない。おもちゃの飛行機・コスモスも! 人形やおもちゃが大好きな市川さん。多分、彼らのモデルも持っているんだろうな。サクレクール寺院が見えるアトリエが、彼らのお部屋♪ 「細かいところまで描かないと物足りない」という言葉通り、見事に描きこまれた絵にウットリ。2011/08/08
いろ
14
市川里美さん作品を読みたくて。玩具箱の飛行機コスモスが「どこか行きたいなあ!」犬の縫いぐるみウォギーに励まされて出発!というお話。最初の茜色と青が入り混じる空の色が美しくて,飛んで行きたくなる気持ちに共感してしまうv 街をブーンと飛び回るのは楽しいし,困難にへこたれそうになっても,励まし合って最後には目標達成。虹のオマケつきのパリ風景は爽快♪ ラスト,帰って冒険を報告する相手,玩具箱の仲間達は,よく見ると,少し前に読んだ「ぼくのきしゃポッポー」の玩具達!? 6歳男児それに気づくと大喜び^^2014/11/11
紅花
12
犬と飛行機、二人とも勇気を出し合って大冒険。素敵なパリの町。2016/03/12
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