2時間で未来がわかる!
「通貨」で読み解く世界同時恐慌―2時間で未来がわかる!

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784776207108
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0033

内容説明

ユーロ危機、イタリア・ギリシャの破綻、そして円高ドル安…。「ドル」の時代が終わり、「元」の時代が始まるのか?「世界同時不況」を予見した「ミスター円」が、日本の将来を先読みする。

目次

プロローグ 世界同時恐慌の足音が聞こえる!
第1章 ドルとユーロの没落で、世界同時恐慌に突入する!
第2章 「元」と「ルピー」は、世界的な経済危機を救うことができるか
第3章 「通貨」がわかれば、世界経済が見えてくる
第4章 円高ドル安・ユーロ安!どうなる?日本経済
エピローグ 成熟国家のメリットを生かそう

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。97年~99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授、財団法人インド経済研究所理事長。2004年より高校生向けの合宿研修会「日本の次世代リーダー養成塾」を定期的に開き、日本の将来を担う人材の育成にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gokuri

5
アベノミクス直前の世界不況の中での、円高基調の市場経済のその後を語る本。今読んでみると、80円台の円高の中で、いかに日本が生き抜くべきかを語っているのが、なぜかむなしい。通貨高=国益と言い切る姿勢は立派。2016/02/28

グスタフ

2
例えば、池上彰さんが書いたと言われても、納得してしまうような、広くて「薄い」内容。円高(むしろドル安、ユーロ安だが)は必ずしも悪いことではない、というのが榊原氏の以前からの一貫したスタンスだと思う。ここまで円高が進んでもそれは変わっていないが、円高がもたらす空洞化の懸念などについて、最終的には、悲観的な報道しかしないマスコミの責任にしてしまうなど、説得力に少し欠ける所もあるようにも感じた。2012/02/16

gilzer

1
★★★★☆ 自分で購入した本ではないので全く期待していなかったが意外に面白かった。著者は旧大蔵省で財務官を務めた人物。計四章からなり、各章でそれぞれのテーマごとに分かりやすく議論されていて、聡明な印象を受けた。出版された2012年初めは1ドル75円の超円高で現在とは全く異なる状況であった。本書が現在までの現実の試練にどう耐えるのかという関心を持って読んだが、特に矛盾や不自然さは感じなかった。官僚時代に手掛けた為替介入のエピソードは興味深い。日本はフランス型の高福祉国家を目指すべきだという考えには同意する。2015/02/20

ハゲ

1
途中までは良かったんだけど、最後のこれからの日本の未来像がいただけない。規制を緩和してフランス型を目指せとかありえん。2013/02/05

shimbo

1
現在は、経済の中心が欧米から中印に移る歴史的な移行期。第一次大戦後の英国から米国への移行期同様、今回の移行期にも世界同時恐慌に至る可能性も否定できない。ヨーロッパの金融危機、アメリカの金融危機がきっかけで中印のバブル崩壊が起こり、世界同時恐慌につながる。…この根拠として米欧中印の現状を解説し、日本がどのように対応すべきか書いてあります。▼コンパクトにまとまってはいますが、所々で通貨の歴史解説が入ってくるのでちょっと読みづらい。2012/06/15

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