内容説明
無敵のローマ軍団兵、鋼鉄と化した中世騎士、戦列を乱さぬ銃兵。古代から近代まで、5000年間に及ぶ時代を網羅し、忠実に再現された約500体の戦士たち。
目次
第1章 古代の戦士(軍隊の曙―古代エジプト;埋もれていた軍隊―シュメール ほか)
第2章 中世の戦士(ローマ再興を目指して―東ローマ(ビザンツ)帝国(初期)
アーサー王の軍隊―ブリトン ほか)
第3章 近世の戦士(再生と革新―ルネサンス・イタリア;神の軍隊―神聖ローマ帝国 ほか)
第4章 近代の戦士(燧石式小銃と銃剣―フランス/イングランド;ロシア/スウェーデン―大北方戦争 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
xin
3
武器甲冑の本というより西洋兵装図鑑とか兵士図鑑と言ったほうがしっくり来そうな本。特定の時代のある国家の代表的な兵士の姿を写実的なイラストと寸評とともに紹介する。時代は古代エジプトから近代のボーア戦争までを比較的まんべんなく扱っている。取り上げられるのは西洋が主だか、交渉があった地域である中東などの記述も少なくない。チャリオットでの戦いからアメリカ南北戦争まで幅広いわけだが、個人的には近世初頭の全身を板金鎧でもなく白銀の騎士でもなくビシッと制服をキメた近代の戦列歩兵でもなく12世紀あたりの鎖帷子の騎士が好き2014/03/29
takao
2
へー。2017/05/16
鶏肉@Deadtori29
2
7000年前のエジプト文明からナポレオン戦争まで、歴史上の戦士達の装備をイラストで解説。1ページ=1兵士って感じなので暇な時にパラパラめくるのもいい。基本的に西洋メインで、日本含むアジアの装備は紹介されてないので注意2011/07/10
サアベドラ
2
古代から19世紀までの西洋の軍装をイラストつきで解説。1つのセクションにモノクロイラスト4~5枚+解説数ページというかなり薄い内容だが、広範囲を網羅しているところは評価できる。オスプレイシリーズが高くて買えないという人はこれを買ってしまうのも手。大雑把にではあるがそれぞれの時代の軍隊のイメージをつかめると思う。解説文はどう見ても洋書の孫引きなので、本格的に調べるときはもっと専門的な本を探すべし。
すすむっち
2
西洋から中近東あたりまでの古代〜中世〜近世、近代の武装を各時代ごとにイラストでコンパクトに紹介してあります。 専門的になりすぎない程度に時代と地域毎の武装と戦術を解説してあるので、知りたい時代や地域だけをかいつまんで知るのにも向いています。 歴史小説や神話、古代の叙事詩。または幻想文学などを読むうえでのイメージの助けになるとおもいます。 イラストがミリタリー系のシリアスなタッチなので(劇画タッチ、アニメタッチではない)、歴史、神話、英雄物語などを楽しまれる方におすすめしたいと思います