内容説明
アルバのくらすサンゴしょうは、にぎやかないろといのちでみちあふれています。けれど、アルバがとしをとるにつれて、ゆたかなサンゴしょうのせいかはすこしずつかわりはじめました。おかしなものがサンゴのうえにながれついて、いきいきとしたいのちのいろがうしなわれていきます。あるひ、アルバはたったひとり、サンゴしょうにとりのこされてしまったことにきがつきます…。この美しい絵のおはなし絵本は、海洋汚染がおよぼす影響についてそしてまた、私たちの手で海をふたたび蘇らせることができるかもしれない可能性や希望についても考えさせてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
184
表紙とタイトルに魅かれて読みました。海洋汚染問題やSDGsを考えさせる絵が美しい外国人絵本作家の教育絵本です。 https://www.kyouikugageki.co.jp/bookap/detail/1972/2021/05/17
☆よいこ
84
絵本(環境テーマ)美しいものを集めるのが大好きなアルバ。アルバは水玉もようの貝殻の家に住んでいて、毎年自分の誕生日には美しいものを自分にプレゼントしてきた。しかし年をとるにつれ海がだんだんと寂しくなっていく。仲間が減り、ごみが増えとうとうアルバはひとりぼっちになってしまった。ペットボトルの奥に真珠を見つけたアルバは、ボトルから出られなくなり岸に流れ着く。アルバを見つけた少女は、海のごみに気づく。少女や町の人の努力で、海はきれいになっていく。▽巻末「わたしたちのうみをまもるために」海の生き物紹介あり。約9分2021/11/24
たまきら
35
先日、ウミガメがプラスチックごみを排泄し続けた記事を読みぞっとしたばかり。この絵本は魚を通じての絵本でとても素敵ですが、小学生の娘にはもうニュースの方がダイレクトに伝わりやすい模様。記事の方を真剣に読んでいました。成長しちゃったんだなあ。2021/07/23
anne@灯れ松明の火
29
新着棚で。副題通り、環境問題の絵本だが、魚が海を守るってどういうことかなと興味を持ったので、読んでみた。なるほど、アルバ自身が守ったというより、きっかけを作って、人間たちが努力したということなのだな。最後には探し絵、海を守るための呼びかけがある。カラフルで、描きこまれた絵。もしかしたら、好き嫌いがあるかも?2021/07/04
おはなし会 芽ぶっく
14
4年生ブックトーク授業。今回は【SDGs】をテーマに選書。ほぼ絵本なので、自分が借りた本がSDGsのどの項目に当てはまるかを考えるのが冬休みの宿題。(答え合わせは担任と)間違ってもいい、考えることが大切。2022/12/14