内容説明
ぼくのとうちゃんはかんばんや。いろんなみせのかんばんをかくのがしごとなんだ。
著者等紹介
平田昌広[ヒラタマサヒロ]
1969年神奈川県生まれ
野村たかあき[ノムラタカアキ]
1949年前橋市生まれ。1985年に木彫・木版画工房「でくの房」を開く。「ばああちゃんのえんがわ」で第五回講談社絵本新人賞を、「おじいちゃんのまち」で第十三回絵本にっぽん賞を受賞
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
80
商店街の看板を作るかんばんやのとうちゃんに憧れる一人息子のお話し。ラーメン屋、花屋、魚屋、飲み屋など、商店街多くのお店の看板は、父ちゃんが描いていて誇らしげ。看板屋稼業は父ちゃんの前の代から続いていて、おじいちゃんの描いた看板もあるぐらい。そんな地域に根付いた看板屋だけど、看板屋の看板がない事が男の子には不満。そんなある日、男の子はとうちゃんのペンキを持ち出し、近所の兄ちゃんに手伝ってもらって、看板屋の看板を作る。それを見たとうちゃんは「ばかやろう」と怒鳴るのだが…職人気質の親子のやり取りが感動的。2015/11/22
ぱお
19
父と子、家族・・・あたたかい話でした。2015/01/18
いろ
15
父の日絵本として。看板屋の父ちゃんを息子目線で描いたお話。味のある版画,着色が色とりどりで賑やか。このお話には,この版画がいい。そう思える。夜の商店街の見開き,店々から漏れる灯りがいい。父ちゃんの仕事に誇りを持っている息子,いいな~。6歳男児には,その良さはあまり伝わっていないように見えたけど^^; 「僕」が看板屋の看板を作った時の父ちゃん,不器用だけど,とっても嬉しかったんだなぁ。と,ほっこり。2014/06/30
海(カイ)
12
市内の美術館で読み聞かせがあり行った時、サイン会も行われて、野村たかあきさんにこの絵本にサインをして頂きました!2005/05/29
ume 改め saryo
11
ちょっとだけ『 看板屋 』さんで働いていたことを思い出す(笑)(^^; 文字が手書き。イラストは版画。この組み合わせが絶妙!! 哀愁をノスタルジーを感じます。 【 なんか良いよね 】 そう思わせてくれる作品!!(^^)/2012/03/19