内容説明
「あんたはこころがけがよくて、けちけちしない。わたしもあんたにしあわせをあげよう。あすこのふるい木をたおしてごらん。いいものがみつかるよ」ねっこのところには金のガチョウが一わ、うずくまっていました。
著者等紹介
矢川澄子[ヤガワスミコ]
東京生まれ。著書に「ことばの国のアリス」「アリス閑吟抄」(現代思潮社)、「架空の庭」(大和書房)、「わたしのメルヘン散歩」「おにいちゃん」(筑摩書房)、「失われた庭」(青土社)。翻訳に、ギャリコ「雪のひとひら」(新潮社)、シュピーリ「ハイジ」(福音館書店)、エンデ「サーカス物語」(岩波書店)、ブリュノフ「ぞうのババール」(評論社)、チムニク「タイコたたきの夢」(パロル舎)等多数
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京生まれ。’85年ベルギードメルフォフ国際版画コンクールにて銀賞。’95年小学館絵画賞。’99年講談社出版文化賞さしえ賞。第6回日本絵本賞受賞
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感想・レビュー
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馨
30
色んな童話と被るような内容だなあと思いましたが、何となく展開が雑で突然な感じも多い気がしました。何か親切をすれば恩恵が舞い込むよという教訓。2021/04/03
遠い日
14
グリム童話。白髪の小人を助けて、金のガチョウを手にした三男、トンちゃん。白髪の小人への信頼が、次々に災難を解決していく。小人の報恩が一生続いたことは、トンちゃんの人徳を表すものなのかな。2018/02/25
いろ
13
保育園発表会の演目にあり借りた。3兄弟末っ子が小人に出会って金のガチョウを手に入れて…というグリム童話。幼い頃の記憶がすっかり薄れていて,絵本を探す時に「金の卵をうむガチョウ」と混乱していたり,読み聞かせしながら「こんな展開だったっけ~。」と思ったり; 思い出すいい機会になった。確かに末息子は小人に優しかったけど,それで王様にまでなれるなんて,お伽噺だな~。母が末息子に冷たい仕打ちをするのに胸が痛んだ。5歳男児は演目いう事で興味を示すもののフムフムだけ…という感じ。くっつくところ等は劇の方が楽しいかも。2013/12/17
MOCCO
4
昨夜の読み聞かせ。タイトルに聞き覚えがあるけれど、自分では内容が思い出せなかった話。この本では「グリム童話なのに良い話じゃん!」という印象のラスト。・・・原文は、もっと恐ろしい感じだったり?グリム童話だから侮れない。今度、原文あたらなねば。2015/01/15
ゆうしゅまむ
3
公立図書館)知らんだろ?と次男(小6)に読み聞かせ。自分も久々にこの話を読んだら、自分が「金のがちょう」と「ジャックとまめの木」の金の卵を産む鳥と話をごっちゃにしてたことを再確認した。2015/11/28