有栖川有栖の密室大図鑑

有栖川有栖の密室大図鑑

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774501833
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0090

内容説明

不可能犯罪はいかにして可能となったのか?古今東西の四十密室が大集合。詳細なイラストと解説によってカーの密室講義を今超える。

目次

海外ミステリ(ビッグ・ボウの殺人―“密室トリック”を発案したのは誰か?;十三号独房の問題―「思考機械」の監獄からの脱出;黄色い部屋の謎―世界で最も有名な殺人現場;犬のお告げ―鮮烈なまでの視覚イメージと見事な聴覚イメージ;急行列車内の謎―走行中の列車から犯人はどのように消えたのか? ほか)
国内ミステリ(D坂の殺人事件―“お茶漬け風密室”の名作;蜘蛛―“本格”命名者の建物殺人;完全犯罪―エキゾチズムあふれる異界の犯罪;灯台鬼―とびきり魅力的な舞台で起きた惨劇;本陣殺人事件―国産の純粋本格ミステリへの転向第一作 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

58
ミステリーの紹介本は数多く在るわけですが、未読の作品が在るとネタバレが怖くて、なかなか手が出せません。しかしこの本はお勧めです。密室についてのみ図解入りで説明しています。密室の難しさから作品の愉しさを逃してしまうのは、残念でなりません。この本を読んで密室を理解する事が、作品の本筋を楽しむ事にも繋がります。勿論、お勧めの作品紹介も有栖川氏ならではの、傑作作品目白押しです。有栖川氏の思いは私も同じです。近年のミステリーファンが、古典や系統を正しく意識して読書する為に、指針とできる数少ない良書だと確信します。2014/12/20

糸巻

23
有栖川氏選りすぐりの海外ミステリ20作&国内ミステリ20作、そのどれもが密室トリックを使用、ネタバレ無し、磯田和一氏による密室イラスト付きの密室ガイドブックである。小説を読む合間に開いていたのだが、どうせなら密室を扱ったミステリを読むんだった。読み終えた後密室ミステリが堪らなく欲しくなるのだ。特に国内作品は読みたいと思ったものが多かった。しかし入手困難なものも多そう…。2019/01/24

ほぼ一日一麺

20
この本の存在を文庫版『虹果て村の秘密』での青柳氏の解説で知りました。コイツの文庫版も新潮社から出ていたそうなんですが既に絶版とのこと。なのでコイツを図書館借り。海外20・国内20の各種密室を網羅した密室ガイド(99年初版のため今となってはチョイスが古いのは仕方ない) 。丁寧でネタバレ無しの密室紹介&大判のせいかイラストも非常に良い!こうなったら全部読んでみたくなるね。それにしてもなぜこんな良本が絶版なのか?新潮社、こんにゃろめ~<(`^´)>プンプン。2014/03/11

Yuri

17
古今東西あまねくミステリー作品の中から、密室を解説!エッセイっぽい語りなので読みやすくて面白い。既読作が少なくて悔しいなー。イラストも味があって良い雰囲気です。2023/07/31

エチゴヤ

7
有栖川さんだからネタバレ地雷は大丈夫だろうけど、一応読んでない作品の解説は斜め読み。/読んでるけど、全然どんなネタだったか覚えてない!ってやつがたくさんあった。再読したいのもたくさんあるし、知らなくて面白そうなのもあるし、とりあえず全部を携帯のメモにリストアップしようとして夜更かししてしまった。/あ、あの有名なトリックだなと察しがついたものでも読みたくなるのも、読んだことあるやつを再読したくなるのも、有栖川有栖の徳が高い(密室に対するLOVEがある)からでしょうか。2014/08/31

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