内容説明
ぼくは、スポーツがだいすき。だけど、みんなのまえではなすのはにがて。はなすのがだいすきなりんちゃんは、どうぶつがにがて。すきとにがてでみんながまあるくつながって…すきとにがてでつながる世界。「すき」も「にがて」も、ありのままでいい。ちがいが輝く世界を描く絵本。
著者等紹介
新井洋行[アライヒロユキ]
1974年東京都生まれ。絵本作家・デザイナー
嶽まいこ[ダケマイコ]
1985年石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業。イラストレーターとして書籍の装画などを手がけるほか、個展で作品を発表。2015年に『なんてことないふつうの夜に』(祥伝社)で漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
107
素敵な人と人との繋がりの循環を書いた絵本。なかでも、僕達夫婦世代にしてみれば、これはいいことだよね、から次第に、時代だよねという内容迄書き込んであるので親世代にも勉強になる。2023/05/14
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
59
とても良かった。人はすきな事もあるけれど、苦手な事もある。苦手な事は誰かが手助けしたり、手伝ったりしてくれてクリア出来る。人との繋がりや助け合いが大切であり、そんな事を分かりやすく教えている。苦手な事を受け入れてくれる相手がいるのは心の支えになる。2021/07/13
chiaki
52
「私は私」を座右の銘にしている長女がお気に入りの1冊。みんなそれぞれ好きなこともあれば、苦手なこともある。でも世界は、そんなみんなの好きと苦手でつながっていて補い合い、足らない部分を助け合いながら回ってる。努力して克服することは、もちろんすばらしいことだけれど、苦手に囚われ過ぎず、むしろ当たり前に受け入れて認め合うことが大事。この1冊を読んで、私の全てあるがままを受け入れてくれる家族に改めて感謝だなぁと思いました。2021/08/10
のんぴ
51
#NetGalley Jp 子供に読んであげたら、誰にでも苦手なことはあるし、自分の好きなことで、人の役に立てることもある、と気づいてもらえそう。誰かに習ったり、それを好きな人に教われば、上達したり魅力が分かるかも。やってみた上で、大人になれば、もっと違うことに時間を使いたい、となって、やらないという選択をするかもしれないけど。所詮一人でなんでもできるわけじゃなく、補い合って人は生きていくものだから。2021/02/01
れっつ
42
とてもわかりやすい!どんな人にも得手不得手はあって、その全てをできなくてもいい。自分の苦手は"助けて"のひとことで、それができる誰かが助けてくれるし、誰かが困っていたら、自分にできることで力になれればいい。という、助け合う循環を大きくとらえ、自分と人、両方の存在を認め尊重する考え方を示してくれている。明確な短い言葉、優しく柔らかく、でもはっきりとわかる絵、だんだんと輪が広がっていく嬉しさ・安心感、"できなくても大丈夫"というメッセージ…。伝えたいことが、小さい子どもたちにもきっと伝わる、素晴らしい1冊!2020/12/30