内容説明
十日前、サムの父親が消えた。十四歳の誕生日に父親が営む古書店にやってきたサムは、秘密の小部屋を発見する。そこで見つけたものは、古びた革製の赤い本と、穴のあいたコイン、太陽の絵が彫刻された魔法の石碑だった。今、「時の書」の一ページが開かれる…。
著者等紹介
プレヴォー,ギヨーム[プレヴォー,ギヨーム][Pr´evost,Guillaume]
1964年マダガスカル島、アンタナナリヴォ生まれ。サン・クルー高等師範学校卒。パリ地区リセの歴史教師。執筆活動を始める前は、「ヒストリー」チャンネルの番組制作にも参加。既刊作品に一般向けの推理小説などがある
伊藤直子[イトウナオコ]
1968年新潟県生まれ。東洋大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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昼夜
27
歴史の教科書がこれだったらよかったのにと思うほどその時代のことが解りやすいし、章の終わりに説明が書いてあるのでより印象に残ります。お父さんを助けられるのか、コイン・石碑の謎が気になる。2011/05/12
シルク
16
これはもう、本気で面白かった。ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』が好き! という人には全力でおススメする。少年が駆け抜けてく、新緑の香りがするようなタイムスリップの物語。……父さんの馬鹿! サムは父が住むボロボロの古書店に飛びこんだ。3年前、母が死んだ。自分が盲腸の手術を受けていた、数時間の間の出来事だった。母は運転していた車ごと、崖から転落して帰らぬ人となった。母が死んでから父はおかしくなった。元より父さんは変人だ、それは知ってた。だけど今の変人っぷりは常軌を逸してる。2018/06/12
あつぼう
10
読んでいて歴史の勉強になる本です。父親を探して過去の世界に行く事になるけど目的地を選択する事が出来ないために想像を絶するような場所に行く事も・・・。章の終りにその時代の詳しい説明が書かれてるのが嬉しいですね。歴史が苦手なあつぼうでも分かりやすかったですよ。過去の世界を旅する事によって父親が行方不明になってる謎などが明らかにされて行くけど、その謎が衝撃的でした。次はどの世界にタイムスリップするのか楽しみやし、石碑や時の書が持つ本当の意味が知りたいので2巻目も図書館に予約しようと思います。2011/04/30
はる
9
図書館本。探索型?巻き込まれ型?とりあえずタイムトラベルは身体に悪そうな夢の冒険。そして必ず歴史の要所に落とされる。サム少年、君はとりあえず元の世界にあまりラグもなく戻れてラッキーだったけれど。え、また行くの?今度はしっかり準備して行きなさいね。(思わず観たことのない「タイムトンネル」はまってしまいそうな予感)2018/02/07
みっちゃん
8
何だかファンタジーの気分と・・・・図書館で借りてみました。う~ん~まあまあ面白かったかなぁ?!何とも微妙ですが、一応一気読みでしたけどね~。タイムトラベルのお話です。主人公や従妹のキャラは好きなので、もう1冊はチャレンジで読んでみようか?もうヒトヒネリ欲しい・・・行った先々で都合良く問題解決がちょっと物足りないのかも・・・2012/09/27
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- 和書
- ぼくにまかせて!