チューリングの考えるキカイ―人工知能の父に学ぶコンピュータ・サイエンスの基礎

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チューリングの考えるキカイ―人工知能の父に学ぶコンピュータ・サイエンスの基礎

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774196893
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3004

出版社内容情報

本書はチューリングの理論をもとに、コンピュータの原理やしくみから人工知能までを、わかりやすくていねいに解説しています。チューリングは現在のコンピュータサイエンスの基礎となる理論を作り上げた、とても重要な人物です。また、『知性を持つ機械』という論文やチューリングテストを考案するなど、人工知能の父とも呼ばれています。本書はこのチューリングの重要な理論を、できるだけわかりやすく楽しんで理解できるように、難しい専門用語を避け、ふんだんなイラストを用いて説明しています。コンピュータサイエンスの入門書として最適です。

内容説明

アラン・チューリングが産んだコンピュータの歴史を紐解きながら、考えるキカイの原点と原理を探る。コンピュータ・サイエンスの入門書。

目次

究極の人工知能とそれを実現する機械
自己言及のパラドックスと対角線論法
数学的帰納法と数
計算モデル
思考をwhileプログラムで表してみよう
論理とプログラム
配列とデータ型
プログラム内蔵方式と万能プログラム
計算可能性
計算できない問題
チューリング機械と計数機
実数と問題のクラス
計算可能性をこえて

著者等紹介

阿部彩芽[アベアヤメ]
グラフィックデザイナー・イラストレーター・webデザイナー。大阪大学工学部を卒業後、同大学大学院に進学。創造社デザイン専門学校にて広告デザインを学ぶ。その後東京の広告制作会社にてグラフィックデザイナーとして勤務。現在は独立し、フリーランスとして活動

笠井琢美[カサイタクミ]
電気通信大学名誉教授。1969年早稲田大学理工学部数学科卒業。1971年同大学大学院理工学研究科修士課程修了、京都大学数理解析研究所助手。1980年電気通信大学計算機科学科助教授。1989年同大学情報工学科教授。2012年同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おりん

18
他の本でAIの限界について触れられていたのだが、それについてピンと来なかったので、まずコンピュータについて知ろうと思って読んだ本。考えるということがどういうことか、論理とは何か、そういう点において哲学的な示唆を得られた。しかし内容を理解しきったとは言えない。できれば読み返してノートに書いて理解した気分だけでも味わいたいと思う。不完全性定理やチューリング機械の停止問題について軽く知りたい人には向いてるのではないかな。そういう意味で自分の需要にはマッチした本だった。2019/03/10

kochi

17
「ブレードランナー」に出てきたような「チューリング・テスト」を発案し、ナチの暗号を解読したチューリングのもう1つの業績、「コンピュータによる計算」について、イラスト入りで解説した入門書。といっても、内容的にはコンピュータサイエンスの大学院級の範囲も含んでいるので、なかなか理解は難しい。三回読んだんだけどなあ^_^ 超簡単プログラム言語のコンパイルとかも解説されているし、自己言及のパラドックスと対角線論法の関係もなんとなくわかったし、『ゲーデル、エッシャー…』が読みたくなって、買ってしまいました^_^2018/07/24

えも

16
コンピュータ・サイエンスの基礎理論をイラストを多用しながら学ぶ▼面白い内容ですが、チューリングマシンと簡易なコンピュータ言語の話ばかりでなく、当然のようにヒルベルトやゲーデルやカントールに触れざるを得ないから、刺激的で楽しいものの、やっぱり難しい世界に入り込むよね▼でも何故か、こんな世界も楽しい!2018/08/31

nbhd

13
見た目にダマされた。可愛らしいふりをして、内容はなかなかどうして難解だ。これっぽっちも歯が立たなかった。けど、ゆいいつ、あーそう言えばそうだねっていう箇所があった。ゲーデル数だ。数学者ゲーデルさんが不完全性定理の証明に用いた、数字だけでなくあらゆる記号を数字に変えるという魔法(たとえば、!を81とする、みたいな)。これって、文字コードの考え方と同じなのだ。ゲーデルさんの仕事は1930年代に完遂されるわけだが、コンピュータがパチパチ動き出すのはそれよりも先のこと。あらゆる文字を数字にするって、すごき。2023/09/05

roughfractus02

5
チューリングが示した停止性問題(計算不能な問題があること、コンピュータに限界があること、アルゴリズムに限界があること)は、チャーチの決定可能問題の数学的定式化と並んで古典的計算論の成果とされる。大学での講義形式で進む本書は、古典的計算論をwhileプログラムを走らせつつシミュレートし、ヒルベルトやゲーデルら20世紀前半の決定不可能性を巡る問題に迫る。それゆえ、イラスト付きでも内容は高度になるが、コンピュータに何ができないか、という問いから新たな解決を模索する現代のAI開発の基礎部分も示すこともできている。2019/09/26

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