内容説明
日本最大級となる60万件以上の求人情報サイト「イーキャリアJobSearch」の主任設計者ほか数多くの経験を持つ著者が「現場でこんなことに困っていた」「解決策としてこうやった」「その結果こうなった」というリアルな経験と「なぜ、そうするのか」をふまえて解説!
目次
1 小さくまとめてわかりやすくする
2 場合分けのロジックを整理する
3 業務ロジックをわかりやすく整理する
4 ドメインモデルの考え方で設計する
5 アプリケーション機能を組み立てる
6 データベースの設計とドメインオブジェクト
7 画面とドメインオブジェクトの設計を連動させる
8 アプリケーション間の連携
9 オブジェクト指向の開発プロセス
10 オブジェクト指向設計の学び方と教え方
著者等紹介
増田亨[マスダトオル]
有限会社システム設計代表。ギルドワークス株式会社取締役。業務アプリケーションのアーキテクト。日本最大級の60万件以上の求人情報サイト「イーキャリアJobSearch」の主任設計者。非同期メッセージング/API/クラウド技術を組み合わせた、柔軟で発展性に優れた疎結合のシステム間連携方式でサービスを支える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさき
7
結構面白かったし、ためになった。 いい本。 ドメイン駆動設計がベースにあって、そこらへんの説明がかなり具体的に分かりやすく書いてある。 データベースの章とWebApiの章は分かりやすかったけど、盛り過ぎな感じ。 技術書にしては珍しく参考図書あるのがうれしい。 リファクタリングとオブジェクト指向とドメイン駆動の本がかなり気になっている。 前提知識ゼロで読むのは厳しいけど、スパゲッティコードで困ったときに最初に読む本として最適だと思う。2022/09/13
山のトンネル
5
コードの凝集度や疎結合・責務の分離や所在の明確化、コードを書く上での意識が飛躍的に改善され一冊でした。2022/04/13
fujitom
4
システム設計について。オブジェクト指向を使ったソフトウェアの構造設計(ドメインオブジェクト指向を理解と3層アーキテクト)からアプリケーション間連携、オブジェクト指向を適用する際のマネジメントや契約についてと多岐に渡った著者の思想が書かれている。参考になった箇所がいっぱい。2017/09/06
忘備録
3
再読。業務の関心ごとそのものを表すオブジェクトを作り、ロジックをもたせること。変更のたびに設計を見直すこと。ちょっと付け足しがコードの変更をやっかいにすると自覚すること。業務の関心ごとはドメインオブジェクトにあつめて、プレゼンテーション層やコントローラー層をシンプルにする。ロジックを書かない。2020/10/27
忘備録
3
小さく分けて制限をかけることで影響範囲を限定し変更を容易にすることが大切。思想に共感できた。2020/01/01