目次
負け続けた35年の歴史
コンピュータ将棋のアルゴリズム
激指の誕生
YSSの誕生
GPS将棋の誕生
数の暴力で人間に挑戦!Bonanzaの誕生
文殊の誕生、あから2010の人間への挑戦
習甦の誕生
プログラムの主戦場Floodgateの切磋琢磨
コンピュータ将棋の弱点を探る
女流王将戦一番勝負
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
3
そのうち誰も勝てないような将棋ソフトが出るんだろうなあ。それが何か素晴らしい発明に応用されれば何よりである。・・・将棋は、やっぱし人間とやってポカの限りを尽くす方が味があるけどね。2012/11/26
ほっしー
3
コンピューター将棋の裏側が見える本。 私は将棋の定跡をさっぱり知らずアルゴリズム方面だけ読んでいましたが、それでも盤面から評価関数をどう計算しているのか、どの順に先の手を読んでいくのかといった所が分かりやすく書かれていて楽しめました。 将棋を嗜んでいる方なら人間との考え方の違いを感じるという別の楽しみ方ができるかと。 少し勿体ないのは、章ごとに別の方が書いているためか一部内容が被っているのと(たぶんそこは大事なのでしょうが)、ハイライト的に米長永世棋聖戦前にこの本が出て欲しかった、といったところです。2012/10/10
piro5
2
Bonanzaの機械学習が大きな転機だったことがわかった。こういうアルゴリズムを他の分野にも適用して世の中を便利にしていきたいなー、ホント。2015/09/09
w_h_o
2
有名なコンピューター将棋の作者が自分の動機や工夫を語る書。評価関数の手調整、パラメータ多さにびっくり。研究が進んだ今では各製作者の用語が揃っていて比較しながら読めて興味深い。大局観が苦手というのはコンピューターの特質を表しているなぁ。でもそのうち獲得できるようになるね。2012/10/19
おサラミ
1
コンピュータ将棋に興味を最近持ち始めたので読んだ本。少し古い(Ponanzaに関する情報がない)ため、現在のコンピュータ将棋のレベルを知っている身からするとお遊びのような感じがする。しかし、当時はそれが最先端で、試行錯誤を感じられて読んでて楽しかった。2018/02/24