内容説明
SFはどのように未来を想像してきたか。日本SF作家クラブ50周年記念。
目次
序章 未来を考えるとはどういうことか
第1章 エネルギーをかっぱらってこい!
第2章 ロボットと人間の違いってなに?
第3章 空から地球文明とSFを眺めて
著者等紹介
瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968年静岡県生まれ。小説家。薬学博士。95年、東北大学大学院在学中に執筆した小説『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞受賞。『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞受賞。日本SF作家クラブ第16代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
36
2012年刊行の日本SF作家クラブ50周年記念と銘打たれた瀬名秀明の著作。瀬名が日本SF作家クラブの会長時に刊行されており、つまりはクラブの代表として、SF作家が考える未来をテーマに書かれている。ただ、瀬名はこの翌年、任期を残したまま会長職を辞任し、クラブ自体も退会している事実を踏まえて読むと、この時点ですでに瀬名がいわゆるSFコミュニティから疎外されていると感じていたことがわかる。それ以上に彼は、旧態依然とした科学者に対して批判を繰り返すのだ。(つづく)2021/10/06
白い駄洒落王
5
SFエッセイ集。まあまあ。2013/11/19
カザリ
4
小松左京と堀晃は全巻制覇だ、という気持ちになる。基本的に主張があまり見えてこない内容であることは事実だが、紹介されている本を片っ端から読みたくなるという意味で、成功している。ありがたや。。2013/07/27
くまこ
3
瀬名さん自身の作品をはじめ、いろいろなSF小説や科学ノンフィクションが紹介されている。タイトルから期待した内容とは違ったが、読書ガイドとしては面白かった。高校の生物を『パラサイト・イヴ』に引っ張られてクリアしたので、瀬名さんには足を向けて寝られない。ドラえもんのところとか、退屈で眠くなったが…。2012/11/23
うみ
2
昔1度手にして、その時は買わずに帰った。あれからどれだけたったかな。同じ書店にこの本を迎えに行った。よくぞそこにいてくれた、ありがとうと内心でつぶやきながら帰った。面白かった。未来を語る本。刊行されてから5年がたつ。未来は、どうなるんだろう。2017/11/04