内容説明
UMLで成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトでは、何が違うのか?すべてはUMLの位置づけにあった!コンサルタント・アーキテクトとして数々のプロジェクトに携わってきたオブジェクト指向の第一人者が、UMLを使いこなすための条件を明らかにする、実践的UML論。
目次
第1部 UMLは手段(なぜUMLで失敗するのか;負け組パターンを分析する;勝ち組はここが違う;コアコンピタンス経営によるUML戦略)
第2部 アーキテクトに未来を賭けた(システムトラブルはなぜ繰り返されるのか;アーキテクトに向いている人、向いていない人;間違いだらけのアーキテクト選び;アーキテクトを育成する)
著者等紹介
荒井玲子[アライレイコ]
1991年から、日本国内企業へのオブジェクト指向技術普及活動に携わる。富士ゼロックス情報システム(株)、日本ラショナルソフトウェア(株)にてオブジェクト指向の導入、研究開発、人材育成を軸に活動。プロセスエンジニア、シニアアーキテクトとして、プロジェクトにおけるオブジェクト指向技術の適用実績を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
4
良くわかりませんでした。2017/01/01
たいそ
4
前半はUML導入の失敗要因。後半はアーキテクトにとって必要なこと。「設計方法論や設計技法抜きに UML でクラス図を描いてみても単なるお絵かきであって設計ではない。」「形は機能に従う」というのが参考になった。UML の導入に限らず、「目的を明確化」することは重要。2011/12/22
Kazyury
3
タイトルで借りてみたけど、UML云々についてはあまり内容なし。唯一「次は〇〇〇で行こう」にはUMLだろうと、SOAだろうと何だって同じだという所は深く首肯。いまならマイクロサービスか? この業界にもホンモノはあるんだけど、Buzzワードや流行り廃りにまみれすぎだよな。 何気に、後半の人材育成系が意外な程度に読み物としてはきちんとしていた。2017/06/19
ショウジ
1
再読です。往復の飛行機の中で読める量と思い持っていって読みました。UML導入を考えるなら最初に読んだほうが良い本です。2011/07/09
pragma
1
UMLについての導入失敗例です。 それも、UMLを使うことを目的にした失敗例ですから、当然の結果です。 もう少し、活かせる使い方を解説して欲しかったです。 対象読者は新しい技術を使えば何とかなると思っている。頭の固い上層部です。 第二部は、UMLとはまったく関係のない話。 アーキテクトについてです。 内容は第一部より良かったのですが、 期待していない話です。タイトルを変えた方がよいと思います。 2009/04/05