内容説明
誰もが知るピタゴラスの定理。これを掘り下げていくと、幾何学の凄さがわかると同時に、相対性理論までたどり着ける。そこには、ピタゴラスからアンシュタインまで、2400年間にわたる叡智の物語がある。双曲幾何と時空のもつ神秘のベールをはぎ、不思議な関係がいま明らかになる。
目次
第1章 事始めピタゴラスの定理
第2章 ユークリッドの公理を見直してみよう
第3章 球面上の直角三角形ではどうなる
第4章 双曲幾何に向けて
第5章 複素平面の幾何から見直してみると
第6章 永久問題:予想外の解決―ピタゴラスの定理はどうなる?
第7章 時空に潜む双曲幾何―相対性理論とピタゴラスの定理
第8章 ピタゴラスの教義から科学精神へ―ユークリッドの第5公準の呪縛
第9章 新しい幾何モデルからアインシュタインへ―第5公準の呪縛からの解放
著者等紹介
見城尚志[ケンジョウタカシ]
1940年静岡生まれ。1964年東北大学工学部修士課程修了、ティアック株式会社入社。1970年モータの電磁理論で工学博士(東北大学)。職業能力開発総合大学校教授を経て、現在日本電産モーター基礎研究所所長。時空の基本的な考察からモータ技術の再構築を目指す
佐野茂[サノシゲル]
1949年東京都生まれ。1973年東京工業大学理学研究科修士課程修了、職業訓練大学校助手。1983年半単純対称空間上の調和解析の研究で理学博士(東京大学)。ストラスブールの高等数学研究所で無限次元表現論を研究。職業能力開発総合大学校教授を経て現在北海道職業能力開発大学校校長。表現論と調和解析を専攻し、素粒子論の統一的な扱いを目指す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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