内容説明
数々のソフトウェア開発の現場で指導にあたっているプロセスコンサルタントが、その培ってきたノウハウを惜しげなく展開する。
目次
第1部 要求仕様にまつわる問題(要求仕様にまつわる問題;なぜ仕様のトラブルが起きるのか;要求仕様は不要か?;仕様化の効果;要件開発の重要性)
第2部 要求仕様を書く(“要求”を書く;要求の階層化テクニック;要求を仕様化する;Excelによる仕様化の勧め;派生開発における要求仕様書;画面仕様書のあり方;ヒアリング時の注意)
第3部 要件管理と計測(仕様化を支える要件管理;仕様化の出来栄えを測る;仕様化技術の応用)
著者等紹介
清水吉男[シミズヨシオ]
株式会社システムクリエイツ代表取締役。1968年からソフトウェアの世界に身を投じ、汎用機のソフト開発から途中で組み込みシステムの世界に転向。さらにコンサルティングに転じ、1990年にCMMと遭遇することで、プロセス改善の世界に方向転回し今日に至る。「硬派のホームページ」を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさみや
1
『仕様化されない要求は実現されない』など参考になることが山ほど書いてありましたが、一度読んだだけで腹に落とせるほどお利口さんではないので、また読み返したい。ソフトウェア開発だけじゃなく、生活の中でも活用できるのでは?という印象があった。2011/09/11
ずんこ
1
要求を引き出すにはその要求が生まれた理由を書き出して文章化。仕様化が可能な状態になるまで要求を落とし込む…と心掛けするだけでその後のフェーズに大きく影響を与えそうな内容が盛りだくさん。2011/08/18
福島 亮太
1
ソフトウェア開発において、いかに要求を適切に仕様化することが大事かを教えてくれる良書。 読んで思ったことは、仕様書や設計書が日本語で書かれる以上、仕様策定者や設計者には日本語に対する知識、感性、センスが高いレベルで求められるということ。巷で言われるコミュニケーション能力とは一線を画す、技術者としてのコミュニケーション能力について考えさせられた。要求を要求として、仕様を仕様として、設計を設計として、きちんと表現できなくてはいけない。 Excelを利用した要求仕様書の書きかたはとても参考になった。2011/05/05
popon
1
再×3 再読くらい。毎回読むたびに発見がある。2009/06/13
GTN
1
すごい密度で文字がびっしり書かれた紙面。読んでも読んでもページが進まないのだが・・・しかし、かなりの良著だと思います。2009/02/20