目次
望遠鏡の製作
月の表面の観測
疑問への答え
月世界の山の高さのはかりかた
月が太陽からてらされていない部分まで、全体がぼんやりと見える原因
星についての観測
天の川の正体
木星のまわりの四つの星
著者等紹介
ガリレイ,ガリレオ[ガリレイ,ガリレオ]
1564~1642
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京下谷(現・台東区東上野)に生まれる。10人兄弟の7番目(四男)。家は医療器械製造業を営む。1951年学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。1958年物理学の歴史の研究によって理学博士となる。1959年国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。1963年仮説実験授業を提唱。科学教育に関する研究を多数発表。1973年教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。1983年教育雑誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。編集代表。1995年国立教育研究所を定年退職。私立板倉研究室を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pocco@灯れ松明の火
13
児童書・科学絵本を書いている板倉さんだからこそ、ガリレオの論文を読みやすく。月のスケッチや 木星の衛星のスケッチも大きく入れてある。まるでガリレオさんが研究論文発表しているかの様な文^^。小学高学年よ、読んでおくれ。2013/04/12
ともブン
6
望遠鏡の発明を聞きつけガリレオは独自に20倍へと改良、ついに月や木星とその動く星を世間に知らしめるべく本書を著す。ガリレオの好奇心と飽くなき追求心、そして一刻も早く世に知らしめたいという思いが文章によく現れている。手書きの天体図もいい味を出している。訳者の細かい気遣いにより、難しくなりすぎず、また誤った記述も解説付きで残されていて天才と言えど思い違いはあるのだなぁと楽しく読むことができた。科学の大きな進歩をもたらした一方、聖書と反するため宗教裁判にかけられてしまうが、それは後のお話。2022/11/23
kinaba
3
☆ 面白かった。月を見て星雲を見て木星に衛星を見て大興奮するガリレオおじさんがとにかくすっごい楽しそう。2013/03/16