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近代文芸社新書
椿の局の記

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  • サイズ 新書判/ページ数 162p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784773356236
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

内容説明

大正天皇・貞明皇后のお二人の最側近として仕えた、元高等女官・椿の局こと坂東登女子さんが、世にも稀な経験の数々を雅やかな御所言葉で語る、貴重な記録の書。

目次

板東家のこと
伊藤悦夫君とともに
梨ノ木家から
椿局の名乗り
アルバム
明治さまのこと
ことば使いについて
現存する大正時代の女官
女官の周辺
外出のとき〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬養三千代

7
聞き書き。大正天皇に仕えた「椿」の局。大正天皇の日常がよくわかる。女好きだった大正天皇だなと。厳しく躾られた、しっかり勤めを果たした!など過去の話を盛っている自分語りなんだけと納得。貞明皇后の嫉妬心かいまみえる。2020/02/11

とろろ

0
本人がかなりの高齢のため思い違いなのか、過去の自分を美化しているのか事実と違うところが多数。 天皇に横恋慕されたため皇后の嫉妬をかって降格したとか、弟が侍従とか、親が子爵とか。このあたりはある専門家が史料を基に否定しているが、ほかの自称皇室評論家たちが裏付けもせず鵜呑みにしてしまうところにオーラルヒストリーの怖さがある。最近タイトルを変えて再出版されたが、事実でないことを事実として流布してしまう出版社にびっくりする。

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