内容説明
ひとりで生きるのはけなげで美しいけど、二人ならもっと美しく、優しくなれるもの…。夢みる心をもったあなたに贈るえりかファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cithara
4
子どもの頃雑誌「詩とメルヘン」に立原えりかさんの作品が載っていた。彼女の作品はとてもロマンチックで子どもの私でも憧れたものだ。図書館の蔵書リストを見て最も心惹かれた本書を借りてみた。いくつかの詩も私が当時うっとりとした立原さんの世界そのものだった。本編は夫婦のお話はもちろん夫の会社生活や友人の愚痴など、現実的な部分が随所にあるが、立原さんの世界がしっかり確立されていた。「コンビニエンスストア」が印象深い。村山早紀さんの作品を彷彿とさせる。レナの知人の語る「レンゲ畑にいたウサギ」の話が泣けるほど美しい。2018/10/16
おさと
3
話はよくわからんかったけど、途中途中で出てくる詩が良かった。2014/06/16
金木犀
0
1996.2初版 近代文芸社 再読2009.4.7