出版社内容情報
不確実なできごとを予測する最新科学。
市場からネットワーク、恋愛から癌まで、
不確実なできごとを予測し、防御・最適化する驚くべき成果!
<<話題の「社会物理学」を超える「社会生態学」の発想 >>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
世界は不確実性にあふれている。
本書は、社会生態学としての複雑系によって、
こうした不確実なできごとを予測し、その対処法を明らかにしていく。
市場、情報ネットワーク、渋滞・物流、
テロ・犯罪、恋愛、癌・感染症、自然現象まで・・・
ーー複雑な世界を単純化する、その鮮やかな手法には驚かされるにちがいない。
著者ニール・ジョンソンは、オックスフォード大学とマイアミ大学で、
生物-社会-物理をつなぐ複雑系の領域横断的な研究グループのリーダーとして活躍。
その成果は、さまざまなメディアで紹介され、国際的な注目を集めている。
わが国でも話題になったマーク・ブキャナン『人は原子、世界は物理法則で動く』でも、
その研究が大きく紹介され、絶賛されている。
・・・「ジョンソンらのモデルは・・株式相場の変動方向をほぼ100パーセント正しく予測し、
誤った予測はわずかに1回だけだった」(同書より)・・・
話題は「菌類から都市、音楽から宇宙」にまで及び、
光合成を利用したエネルギー装置の開発、癌の有効な治療法、市場動向の予測、
渋滞解消の具体策など、要注目のトピックも満載である。
数式をほとんど使わず、図版を多用して、
やさしく最先端の複雑系科学を紹介した1冊。
複雑系が「科学のなかの科学」であり、
不確実な未来を予測・制御しうることを豊富な事例とともに伝えてくれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1章 単純な要素、複雑な現象
第2章 秩序ポケットの出現
第3章 カオスとフラクタルをどうとらえるか
第4章 群集の行動を予測する
第5章 複雑性とネットワーク
第6章 金融市場の動向を予測する
第7章 渋滞・情報伝達と最適ネットワーク
第8章 理想のパートナーと出会う
第9章 戦争やテロの法則
第10章 感染症、癌をいかに抑えるか
第11章 自然と量子ゲーム
第12章 生態学としての複雑系へ
【著者紹介】
オックスフォード大学の物理学教授と複雑性協同研究の共同ディレクターを経て、現・マイアミ大学の「複雑性に関する学際的研究グループ」主任。生物-社会-物理をつなぐ領域における複雑性研究で、国際的な注目を集めている。
内容説明
不確実なできごとを予測し、防御・最適化する驚くべき成果!市場、情報ネットワーク、渋滞・物流、テロ・戦争、恋愛、癌・感染症、自然現象etcを複雑系で読み解く。菌類から都市、音楽から宇宙まで。注目の国際的リーダーによる、やさしくわかりやすい最先端の予測科学。
目次
はじめに 暮らしのなかのビッグサイエンス
1 複雑性、その可能性の核心(単純な要素、複雑な現象;秩序ポケットの出現;カオスとフラクタルをどうとらえるか;群集の行動を予測する;複雑性とネットワーク)
2 不確実な世界を読み解く(金融市場の動向を予測する;渋滞・情報伝達と最適ネットワーク;理想のパートナーと出会う;戦争やテロの法則;感染症、癌をいかに抑えるか;自然と量子ゲーム;生態学としての複雑系へ)
著者等紹介
ジョンソン,ニール[ジョンソン,ニール][Johnson,Neil]
オックスフォード大学の物理学教授と複雑性協同研究の共同ディレクターを経て、現・マイアミ大学の「複雑性に関する学際的研究グループ」主任。生物‐社会‐物理をつなぐ領域における複雑性研究で、国際的な注目を集めている
阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
roughfractus02
izw
やす
Yukihiko Yoshimine