隠れた脳―好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学

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隠れた脳―好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772695251
  • NDC分類 145.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

無意識の小さな思い込みが、暮らしや社会に与える
大きな影響について明かした<<超話題作!>>

原著は『錯覚の科学』とともに良く売れてます。

::目次::
第1章 自分の脳にだまされる (認知のバイアス)
    ・間違いに気づかない間違い
    ・マトリックスに閉じ込められた私

第2章 相手への評価は無意識に決めている (コミュニケーションのバイアス)
    ・スポットライト効果
    ・発音しやすい会社のほうが高評価
    ・他人との隠れたネットワーク

第3章 道徳は隠れた脳が司る (倫理のバイアス)
    ・精神疾患が教えてくれること
    ・理性はあっても恥ずかしさを感じない
    ・失われた感情

第4章 思わず知らず偏見は忍び入る (文化のバイアス)
    ・子どもは無意識に偏見を学んでいる
    ・友情の絶滅イベント
    ・思わず暴言を吐いてしまうわけ

第5章 男と女は入れ代わらなければわからない (ジェンダーのバイアス)
    ・不当な差別?
    ・ジェンダー・バイアスの実験
    ・性別を変えて暮らしたら

第6章 なぜ災害時に対応を誤るのか? (集団のバイアス)
    ・生死の運命を分けたもの
    ・集団が大きいほど、人助けをしなくなる
    ・集団心理の逆説

第7章 “トンネル”にはまるひとたち (つながりのバイアス)
    ・なぜテロリストになるのか?
    ・派閥やカルトに引き込まれるひと
    ・承認・意義・排他性

第8章 一匹の犬が多数の犠牲者より同情を集めるわけ (数のバイアス)
    ・小さな数字の大きな錯覚
    ・一匹の子犬になぜ莫大な寄付金が集まるのか?
    ・望遠鏡効果

【編集者からのコメント】
私たちの日々の行動や思考は、
さまざまな無意識下のバイアスによって大きな影響を受けている。
著者は「隠れた脳」というコンセプトで、こうしたバイアスを多面的に探っていく。

とくに興味深いのは、つながり(関係性)によるバイアスを重視していることだ。
対人的なコミュニケーション、男と女、集団、他者への同情・・・
私たちがつながるいたるところにバイアスが見いだされる。

これらは個人の錯覚では話が終わらない、強い社会性を帯びており、
私たちの生き方や世の中の動向まで揺るがしてしまう。
実際、読者は、ごく普通のひとびとが生死にかかわる事態に引き込まれ、
あるいは相手を巻き込んでしまうシーンに、本書でたびたび出くわすだろう。

見逃せないのは、こうした重大なできごとも、
私たちのごくささやかな思い込みや無意識の刷り込みが引き金になっていることだ。

本書は米国で最も優れたサイエンス・ジャーナリストとも評される著者による
読み出したら止まらない刺激的な読み物となっている。

【著者紹介】
『ワシントン・ポスト』紙の名物サイエンス・ライター。ハーバード大学ニーマン特別研究員。
優れたジャーナリストとして、数々の賞や特別研究員資格を獲得している。

内容説明

気づいてからではもう遅い。あなたの小さな思い込みが大きなできごとを巻き起こすわけ。

目次

第1章 自分の脳にだまされる―認知のバイアス
第2章 相手への評価は無意識に決めている―コミュニケーションのバイアス
第3章 道徳は隠れた脳が司る―倫理のバイアス
第4章 思わず知らず偏見は忍び入る―文化のバイアス
第5章 男と女は入れ代わらなければわからない―ジェンダーのバイアス
第6章 なぜ災害時に対応を誤るのか?―集団のバイアス
第7章 “トンネル”にはまるひとたち―つながりのバイアス
第8章 一匹の犬が多数の犠牲者より同情を集めるわけ―数のバイアス

著者等紹介

ヴェダンタム,シャンカール[ヴェダンタム,シャンカール][Vedantam,Shankar]
『ワシントン#ポスト』紙のサイエンス・ライター。ハーバード大学ニーマン特別研究員(2009‐2010年)。優れたジャーナリストとして、数々の賞や特別研究員資格を獲得している

渡会圭子[ワタライケイコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

30
昔なら無意識という言葉をやや無邪気に、あるいは好きな風に解釈して使っていたものだ。背景には、フロイトの影響もまだ強かったこともあろう(吾輩自身は、今は、振り子が逆に振れ過ぎていると感じている)。  本書も無意識という言葉が頻出する。隠れた脳というのも、昔なら無意識という言葉乃至概念で表現しようとしていただろう、人間の行動への本人も伺い知れない、あるいは自覚しきれていない、特に集団での行動の傾向を左右する脳の仕組みというところか。  言葉に敏感なものには、やや粗雑な無意識という概念の使い方に辟易するだろう。2019/04/08

りょうみや

15
無意識、バイアス系のトピックを一通り扱っている内容。具体的なエピソードによって数々のバイアスを生み出す脳の性質を紹介していて、それが本書の特徴でもあるのだが、エピソードが冗長すぎて分かりにくい面もある。サッと読み。2019/03/18

手押し戦車

14
人間の行動はごくささやかな思い込みや無意識の刷り込みが引き金になり無意識的な行動や判断をして気心の知れた繋がりを保てるの数十人程度それだけ大きな集団が苦手で、何か起こると利他的集団行動に無意識のうちに従ってしまう。脳はスムーズに処理出来るものを知覚するとポジティブ感情を持ち陳腐化した知識を持って物事を考えも知ってる範囲でしか考えないので新たに学ばない限り陳腐な知識で物事を無意識のうちに考えてしまう。まさに脳とは使った分成長し怠けた分衰える。無意識の領域とは行動を支配し日々の経験と学習の成果が出されている。2014/07/01

hit4papa

12
気づかないうちに行動を操るさまざまな力を”隠れた脳”と呼び、その無意識のバイアスによる影響力を、具体的な事例をもとに解説するものです。意識下の裸の自分自身を理解して、理性の力を上手に使いたいものです。

湯飲み猫

7
この前に読んだ『しらずしらず』に引き続き、脳の無意識での影響についての本。『しらずしらず』とは大枠として同じ方向性のことを述べているが、しかし別の研究や事例ばかりなので、最後まで跳ばすことなく読めました。男女差別についても無意識のバイアスの観点から書いてあり、性転換した人が、性別が変わったことで収入が上下したり、仕事のしやすさが変わったりしたことが具体的に書かれていました。ジェンダー関係のことに興味のある人は、そこだけでも、ぜひ。2014/07/05

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