自殺学入門―幸せな生と死とは何か

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自殺学入門―幸せな生と死とは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772417624
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C3011

内容説明

自殺という現象については、古代の哲学者から現代の精神科医や心理学者まで、多くの人が考えを述べているが、いまだに分からないこともたくさん残されている。本書ではそれら先人の理論や考え方をふまえながら、著者独自の視点で自殺という現象を捉え、今現在分かっていることを平易に解説している。今までヒューマニティの視点から語られることが多かった自殺や自殺予防について、科学的な知見をもとに宗教・文化的な背景も交えて考察し、自殺のメカニズムや危機介入の実際が述べられ、また、自殺予防の経済的価値やSNSなどの現代的なメディアの功罪から、幸福な人生についての考え方まで、今までの成書にはないトピックにも丁寧に触れられている。自殺や自殺予防に関心のある読者だけでなく、幸福な生と死について考えるあらゆる年代の人にとって最適の自殺学ガイドブック!

目次

第1部 自殺を理解する(定義・統計―動物は自殺をするか?;理論―人はなぜ自殺をするのか?;危険因子―誰が死んでいるのか?)
第2部 自殺は予防すべきか(宗教・文化―日本は自殺許容的か?;態度―自殺は悪いことか?;経済的価値―予防は経済的利益になるか?)
第3部 自殺を予防する(危機介入―「死にたい」にどう対応すべきか?;自殺対策―有効な政策はどのようなものか?;メディア―メディアは自殺を防げるか? ほか)

著者等紹介

末木新[スエキハジメ]
博士(教育学)、公認心理師、臨床心理士。1983年生まれ。2012年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。現職、和光大学現代人間学部准教授。『インターネットは自殺を防げるか―ウェブコミュニティの臨床心理学とその実践』で第31回電気通信普及財団賞(テレコム社会科学賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

21
どきっとするような題名に反して、内容はまさに教科書的な、自殺の定義や統計学的な事実から「自殺」のありさまを明らかにして学ぶためのもの。なので、退屈や難しさを感じる箇所も正直あった。けれど、このテーマにつきものである思い込みや都市伝説、常識というものが、著者の誠実な語り口によって、すこしずつ壊されていく過程が、自分にとって良かったと思う。この一冊を教科書にして学ぶことができる学生は幸せだと思う。良かったです。2022/10/15

テツ

16
「百円を入れて始まったゲームがクソゲーだったとしても捨てゲーしようとは思わない。最後まで力を尽くした上でゲームオーバーになる寸前に、やっぱりクソゲーだったわと言いたい」というスタンスで生きているので、どうしてもクソゲーに耐えられない方々を無理に止めるほどのロジックも熱意もなかなか持てない。まあでも自死を選ぶとしても、その歴史や成り立ち、方法などについて学び、本当にここで自らの手で終わらせるべきなのかと考え尽くした方が良いのではとは思うな。自殺は別に悪いことではない。でも本当にそれを選ぶのか考えなければ。2022/12/26

ソーシャ

8
自殺予防の第一人者の先生が、自殺予防についての様々なトピックについて書いたテキスト。自殺予防の実際についてはもちろん、「そもそも、自殺って予防すべきものなの?」という聞きにくい話題まで扱われています。なお、わたしがこの本を読もうと思った理由は、「著者の末木先生が楽しそうに自殺研究についてtwitterで話しているから」だったのですけど、あとがきでそのことについて書かれていたことにびっくりしました。2022/09/19

プロムナード

6
1章分を「自殺は予防すべきか」に割いているのが誠実でよかったです。私達の目的をよりよい生の追求とするなら、その方法のひとつとしての自殺は予防する必要はない。問題となるのは自殺という選択の正しさを(ある程度以上の妥当さで)判断できないケースが多いことで、そこには介入すべき余地がある。つまり自殺予防とは、正確にいえば、妥当な判断ができない状態での自殺を延期/見直しさせるものであり、よりよい生のための「意思決定支援」である。という主張で、なるほどと思いました。欲をいえば社会モデル的視点がもう少しほしかったです。2023/07/09

たらこ

6
おすすめされたので読んでみた。自殺関連ならこれと松本先生の『もしも死にたいと言われたら』をとりあえず読めば良さそうな気もする。どうなんだろう。2022/06/01

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