サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電書あり

サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月25日 02時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772414074
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

神経科学者が自分の脳を調べたらサイコパスだったことが発覚!
自らの脳を題材に“サイコパス”の真実に迫る科学的分析。

「山積されたスキャン写真の最後に読影した脳スキャン画像はひどく奇妙なものであった。それまで私が記載してきたスキャン画像の中でもまさしくもっとも異常なものに思えた。この画像のかわいそうな持ち主はサイコパスであるか、少なくともこれとかなり一致する画像特徴を有していることを示していた。このスキャン画像の主が誰かに気づいた時に、なにかの間違いであろうと思いこまないではいられなかった……。しかし間違いではなかった。あろうことか、このスキャン画像の持ち主とはなんと私であった」(原書「解説より」)。
「人間の生物学的要因は,その行動にどの程度影響を与えるのであろうか?」
サイコパスとは,「精神病質(その人格のために本人や社会が悩む,正常とされる人格から逸脱したもの)である人」と辞書に記されており,共感性の低さ・自制心の欠如・大胆さなどに関連する先天性のパーソナリティ障害と言われている。本書の著者,神経科学者のジェームズ・ファロンは,サイコパスの脳の構造上のパターンを探していたところ,なんと自分が精神病質の脳の持ち主であることが判明。本書は,その後自らを研究材料に,精神病質と犯罪性との関連性を研究した結果を書き下ろしたものである。

プロローグ
第一章 サイコパスとはなにか?
第二章 悪の醸成(Evil Brewing)
第三章 殺人者の脳
第四章  血のつながり
第五章 第三の立脚点
第六章 表沙汰
第七章 愛と他の抽象的なもの
第八章 私の脳内の一群
第九章 サイコパスの脳を変えることはできるのか?
第十章 なぜサイコパスは存在しているのか?

内容説明

最新の脳科学で読み解く、サイコパスの心の闇!神経科学者が自分の脳を調べたらサイコパスだったことが発覚!自分の個人的経験と科学的分析とを結びつけることによって、著者(ファロン)が読者と分かち合おうとしていることとは…

目次

第1章 サイコパスとは何か
第2章 悪の醸成
第3章 殺人者の脳
第4章 血のつながり
第5章 第三の立脚点
第6章 表沙汰
第7章 愛とその他の抽象的概念
第8章 私の脳内の一群
第9章 サイコパスの脳を変えることができるのか?
第10章 なぜサイコパスは存在しているのか?

著者等紹介

ファロン,ジェームス[ファロン,ジェームス] [Fallon,James]
カリフォルニア大学アーヴァイン校所属の神経科学者で、この分野での受賞歴があり、同校において精神医学と神経学の医学部生、大学院生、臨床家に35年間教鞭を執ってきた。Neuro‐Repairは同業者の国内連合によってその年の新設バイオテクノロジー会社の第1位に選ばれ、幹細胞研究の飛躍的進歩を推進した

影山任佐[カゲヤマジンスケ]
医師・医学博士。1948年福島県郡山市にて出生。昭和47年東京医科歯科大学医学部卒業。昭和49年(1974年)同大学・難治疾患研究所犯罪精神医学部門助手。昭和53~54年文部省在外研究員(パリ大学犯罪学研究所、サンタンヌ病院)。東京工業大学保健管理センター助教授を経て、平成6年同大学教授。平成10年同大学大学院人間環境システム専攻教授(都市環境学、犯罪精神病理学)。平成14年度日本犯罪学会賞受賞。平成24年4月同大学名誉教授・郡山精神医療研究所顧問。平成26年昭和女子大学客員教授。日本犯罪学会理事長、日本精神医学史学会理事、全国大学保健管理協会名誉会員、全国大学メンタルヘルス研究会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

36
サイコパスを研究していた神経科学者。彼の脳スキャンの写真から、彼自身がサイコパスだと知ってしまいます…。そして彼は、己自身を実験台にサイコパスの理論を追求して行きました。1.サイコパスの脳の特徴。2.遺伝子の変異体。3.幼少期の虐待。これらの全てが当てはまった瞬間、サイコパスは異常者へと変貌してしまう可能性があるようです。彼の心理が安定しているのは、幼い頃の虐待が無かったからでした。しかし、彼の周りの人々は彼が変わりものだったことを語ります。彼自身『気にもならないこと』が周りには不可解に感じられたのです。2015/05/24

zoe

25
色々と気にならない人か、気になる人で、自分自身の分析できそう。サイコパシーの「三脚スツール」。脳のとある部分の機能低下、いくつかの遺伝子のハイリスク変異体、幼少期の精神的・身体的・性的虐待。PETスキャン画像で分かる。気にならない。サイコパスは2%存在する。人類にとってなぜ必要なのか。サイコパシースペクトラムにはスイートスポットがある。人類が環境に適応し、社会を保つために必要なものでもある。2019/07/20

くさてる

19
成功した脳神経学者であり愛する家族に恵まれていた著者が、自身の脳のスキャン画像がサイコパスのそれと変わりがないことを知り、己の人生を振り返りながらサイコパスと脳の関係に関して研究と考察を深めていくノンフィクション。冷静で頭が良く、自分を偽ろうとしない著者の言葉はとても正直でリアル。さらに、単なる生まれつきの要因に終わらないまま、著者自身の他の要因にまで話が進んでいく展開は、ちょっとした謎解きのようで、スリリングで面白い。医学的な専門用語もふんだんに出てきますが、そこら辺は読み流しても十分に読めます。2015/06/04

ふぇるけん

18
サイコパスの研究者が、サイコパスと思われる脳画像を発見したら何と自分の脳画像だった、という冒頭から衝撃の事実。いったいサイコパスと呼ばれる人にはどういう特徴があるのかを調べていき、「三脚スツール理論」に至る。①脳の特定部位の著しい機能低下②遺伝子のハイリスクな変異体③幼少期早期の精神的/身体的/性的虐待である。幸い、著者は家族に恵まれたために犯罪者にならずに済んだ。しかし、後半の自分探しの旅では、友人や家族から著者の共感のなさ、他人を操作しようとする性質などを指摘されたことを赤裸々に告白。2016/03/11

小鈴

14
脳神経学者が自分の脳画像が研究で見慣れたサイコパスの脳画像と同じだったことを知り、サイコパスとは何か、自分はいったい何なのかを探求していく。想像していたほどオモロくないのは、反社会的じゃない向社会的サイコパス、この本で言うところのマイルドサイコパスwって典型的な外資系金融の奴らみたいなありふれた人物像だからだろう。また、この本を読んで別の恐怖を感じたのだが、遺伝子や脳画像でサイコパス的だとしても、犯罪を犯すかどうかは「育ち」が関わっており、出生前診断で早計な判断を下すのは間違いだろう。2015/07/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9260281
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。