内容説明
コニャックを売り込むためフランスから派遣された主人公・ダビッド。でもほんとは漢字と日本女性が大好きで仕事はただの口実。朝は築地でアルバイトをして生活費を稼ぎ夜な夜なへんてこなパーティーに出没してはちょっとだけコニャックを紹介するといった毎日。そこへ突然ボスから来日のファクスが…。仕事がうまくいかないダビッドは君恵に夢中になりながらも恋と仕事のあいだで孤軍奮闘を繰り広げる。そんなところはやっぱりフランス人!!!東京に住み東京に根をはろうと努力するフランス人の生活がユーモラスに描かれています。
目次
第1章 ラブ・アパートメント
第2章 ダビッドの天使
第3章 トーキョー・モナムール
第4章 東京は僕の庭
第5章 ユーロ社長の休暇
第6章 ラスト・コニャック in 東京
第7章 いつものように
第8章 エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saladin
2
原作はフレデリック・ボワレ、ブノワ・ペータース。作画はフレデリック・ボワレ。そのボワレの画にスクリーントーンワークを施したのが谷口ジロー。ということで、絵柄自体は谷口のものではない。スクリーントーンでBD作家と共作できるのだからと引き受けたらしい。谷口の漫画に対するあくなき向上心を知る思いがする。2024/03/25
龍國竣/リュウゴク
1
ボワレの絵に、谷口ジローがスクリーントーンを手がける。ボワレの絵は、日本でいう所の漫画より、デッサンのそれに近い。女性の描き方にもリアリズムを感じる。小津、溝口、トリュフォーなど映画の話題で結ぶ日仏。酒と女。いやらしさのない悦楽。 2012/11/24
緑虫@漫画
0
★★★★ 造本がおしゃれ。登場人物の顔の圧が能條純一。2023/12/10
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- 百年の旅人たち 新潮文庫