内容説明
第二波フェミニズムから半世紀。岐路に立つジェンダー関係と向き合い、暴力や権力を根源に迫って捉え直す理論の冒険・挑戦。人文・社会科学の垣根を越えた9論考!
目次
第1部 革命・反乱・亡命(ルソー的視座から見た時間・空間のジェンダー「フランス革命」論―戦争状態を終わらせるものは何か;ナポレオンと植民地―反乱、奴隷、女性;19世紀亡命ロシア人社会における「むすびつき」)
第2部 国策移民・労務政策・女性の自由(移民史研究におけるジェンダー―南方国策移民を軸にして;戦時期の女性労務動員が現代日本に残したもの―「生理休暇」に焦点を当てて;アイルランド共和主義と女性)
第3部 世代関係・自己所有・「食」の問題(権力関係の起源としての世代;フェミニズムと自己所有;現代日本の「食」の問題とジェンダー)
著者等紹介
鳴子博子[ナルコヒロコ]
中央大学経済学部教授。博士(政治学)。研究領域:社会思想史・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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