内容説明
ヴァルター・ベンヤミン(一八九二‐一九四〇)の美学を、その思考の軌跡から紡ぎ出すこと、これが、本書のテーマである。
目次
第1部 ベンヤミンとフランクフルト学派の無意識(W.ベンヤミンの弁証法的イメージについて;フランクフルト学派における自然と美的経験について)
第2部 ベンヤミンにおける視覚と触覚概念(W.ベンヤミンの触覚概念と近代の視覚現象について;パノラマとその主体)
第3部 無意識のトポグラフィー(ベンヤミンと記憶モデルとしての都市;W.ベンヤミンと「視覚的無意識」;ベンヤミンの「美学」?)
著者等紹介
前川修[マエカワオサム]
1966年生。京都大学文学研究科博士後期課程(美学美術史学専攻)単位取得退学。博士(文学)。現在、神戸大学文学部助教授(芸術学)。美学芸術学、写真論
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