朝鮮戦争

朝鮮戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784770408112
  • NDC分類 221.07
  • Cコード C0031

内容説明

1950年、朝鮮における戦火は、なんの前ぶれもなく燃えあがり、第二次大戦の傷跡も癒えない極東アジアを、ふたたび震憾させた。リッジウェイ将軍は、朝鮮戦争時、トルーマン大統領との確執によって解任されたマッカーサー元帥のあとをうけて、国連軍最高司令官、アメリカ極東軍最高司令官などの地位を引き継いだ。軍人として最高の権力を掌握した前任者と後任者は、いったい、どのような戦略で、この戦争を指揮したのか。“偉大な”マッカーサーに対して、なぜ、リッジウェイはこれほど否定的な、厳しい評価を下したのか。本書は、核兵器による惨禍の恐れのない、通常兵器だけで戦われた最後の戦争とも言える「朝鮮戦争」の、軍事的事実の経過を記述しながら、その意味と教訓を語った、今日的意義をもつ貴重な記録。

目次

第1章 朝静かなる国
第2章 挑戦と応戦
第3章 国連軍の攻勢
第4章 鴨緑江岸の悲劇
第5章 司令官の交代
第6章 マッカーサーの免職
第7章 嶺上の激戦
第8章 最後の数カ月
第9章 マッカーサー論争の意味
第10章 平和探求への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

35
朝鮮戦争の時、第8軍司令官、国連軍最高司令官であったリッジウェイの『朝鮮戦争』を読み終えました。 この将官は一兵卒から小隊、中隊、大隊、連隊、師団、軍までよく把握しつつ、兵力の地勢学的限界にも熟知し、加えて政軍関係にもバランスの取れた人で、上官であるマッカッサー元帥に敬服しつつも痛烈な批判を自著で展開しています。日本にも1920年代から1930年代にかけてこのような将官が我が帝国陸軍に10人ほどいたら満州事変、日中事変も太平洋戦争も起こらなかったかもしれません。2020/01/19

じゅんじい

0
朝鮮戦争時に米軍の司令官、国連軍の最高司令官として関わったリッジウェイ将軍の著作ということもあり、本書の内容は具体的な戦争史実が中心でけして面白いものではない。しかし、今また朝鮮半島がきなくささを増すなかで日本や周辺諸国の動きを含め、いざ開戦となったときに当時の戦争とどれだけ異なった展開となるのか、想像をかきたてるものがある。もちろんけして戦争は起こってはほしくはないのだが。2016/06/17

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