- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社インターナショナル
内容説明
小さな、静かな村で事件が起こった。富裕な未亡人のフェラーズ夫人が自殺し、富豪のアクロイド氏が殺されたのだ。第一線を退き、村でカボチャ栽培に励むポアロは、被害者の姪から事件の解明を依頼される。容疑者は、被害者身辺の人間らしい。ポアロは、隣家のシェパード医師を助手に、数少ない手がかりから犯人を推理する。そして意外な結末が…。本書は、発売と同時に、結末をめぐってフェアかアンフェアかの大論争を引き起こした話題作で、クリスティの傑作の一つ。
目次
シェパード医師の朝食
キングズアボットの人名録
ペポカボチャを栽培する男
ファーンリーでの夕食
殺人
チュニジアの短剣
隣人の職業
ラグラン警部の確信
金魚池
小間使い
ポアロの訪問
テーブルのまわりで
ガチョウの羽
アクロイド夫人
ジェフリー・レイモンド
麻雀の夕べ
パーカー
チャールズ・ケント
フローラ・アクロイド
ミス・ラッセル
新聞記事
アーシュラのハナシ
ポアロの集い
ラルフ・ペイントのハナシ
すべての真相
ただ真相のみ
弁明
著者等紹介
クリスティ,アガサ[Christie,Agatha]
1890年9月15日、イギリスのデボン州トーキィに生まれる。8歳の頃から探偵小説を読み始め、ミステリー作家を志す。英国航空隊のクリスティ大佐と24歳で結婚。1920年に、処女作『スタイルズ荘の怪事件を』を発表。以来、85歳で生涯を閉じるまでに本書『アクロイド殺人事件』のほか『そして誰もいなくなった』『オリエント急行殺人事件』『ABC殺人事件』(以上ルビー・ブックス既刊)など数多くの長編、短編、戯曲を執筆した。エルキュール・ポアロ、ミス・マープルなどの名探偵を世に送り出し、巧みなトリックで世界のミステリーファンを魅了している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田山河雄