出版社内容情報
天才は創ることができます。
それは、日々の脳の使い方、育て方によって決まります。「IQ」で知能は計れません。「右脳神話」なんて全くのウソです。世界の脳科学界の最前線で見出された真実とは?
[本文(はじめに)より]
私たちの脳は、たえず進化をしています。我々成人では、乳幼児ほどの急激な変化(脳の進化)は望めませんが、脳を使うことにより、進化させることができることが科学的に証明されています。例えば、脳の中では、神経細胞と神経細胞が神経線維によって結ばれてネットワークを形成して、さまざまな情報処理を行っていますが、この神経線維の量は、加齢に伴ってどんどん増えていくことがわかっています。ですから、私たちも、自らの前頭前野を鍛えることによって、才能の器をより大きくすることができるのです。私たちは誰でも、いつからでも、ある努力をすると、天才の閃きを持つ人間に進化することができるのです。(中略) では、どのような努力をすれば良いのでしょうか?自己啓発の本に載っているような、できそうで、でも良く考えるとなかなかできないことではありません。誰でも簡単にできることで、前頭前野を鍛える努力ができます。
子どもを「天才」に育てるには?
◎夜は明かりを消して寝かせ、昼は太陽を浴び、母乳で育てる。
◎父母がたくさん語りかけ、触れ、自分たちの真似をさせ、真似ができたら喜んで見せる。
◎数をいっしょに数え、たくさんの本を読み聞かせ、文字を読めるようになったら自分で読ませ、計算問題もどんどん解かせる。小学校入学後も家庭で読み書き計算のトレーニングを行う
内容説明
「頭のいい、悪い」は遺伝子では決まりません。「IQ」で知能は計れません。「右脳神話」なんて迷信です。それは、日々の脳の使い方、育て方によって決まります。
目次
第1章 天才の創りかた(天才は遺伝ではない;創造は「左脳」から生まれる)
第2章 創造力を鍛える(脳は鍛えることができるか;老いても脳は進化する;創造力は「読書」が生み出す)
第3章 潜在能力を発揮する(コミュニケーションと脳力;恋愛と脳;脳が一番働く環境;不可欠な休息)
終章 魅惑の脳
著者等紹介
川島隆太[カワシマリュウタ]
1959年千葉市生まれ。東北大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所助手、同専任講師を経て、現在、同大学未来科学技術共同研究センター教授
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