内容説明
大型機を作るには、技術力だけではなく設備、労力、資金、経験が必要であるが、完成後は、運用効率は大幅に向上する。日本航空の歴史が始まってから終戦まで巨人機と呼ばれた陸海軍の代表機20機をその開発とメカニズムを軸に誕生の背景、大型機に対する思想と運用、それぞれの機体の足跡などを詳解する航空機物語。
目次
第1部 巨人飛行艇(巨人飛行艇のさきがけ「九〇式飛行艇」;純国産の巨鳥「九七式飛行艇」;川西が築いた金字塔「二式飛行艇」;全木製巨人飛行艇「蒼空」 ほか)
第2部 巨人爆撃機(巨人爆撃機のさきがけ「丁式爆撃機」;日本最大の超重爆「九二式重爆撃機」;巨人陸攻の先駆「九五式陸上攻撃機」;海軍最大の陸上機「深山」 ほか)
著者等紹介
秋本実[アキモトミノル]
昭和3年、東京牛込に生まれる。東京府立第四中学校を経て、東京都立航空専門学校に入学、航空機設計技術者を志したが、終戦のため実現せず、以後、日本軍用機史の研究に従事。各種航空雑誌、軍事雑誌、模型雑誌、少年雑誌に執筆。昭和23年より平成2年まで、42年間にわたり参議院事務局に奉職、委員会運営事務、広報写真撮影等に従事
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