内容説明
ライト兄弟の初飛行以来、大空へ羽ばたいたヒコーキの種類は三万機。ロマンと冒険に満ちた航空九十年の中で、有名機、悪名機を問わず、危険な空への挑戦に努力したヒコーキの声なき声を伝える飛行機博士佐貫亦男のシリーズ完結篇。軽妙洒脱に綴る航空エッセイ。
目次
１ ふんどし飛行機からジェット機のあけぼのまで（ふんどし飛行機；兄弟の墜死；ブリキの笛；しっぽなしダン ほか）
２ 老いた快速輸送機からＳＴＯＬ軍用輸送機まで（キリンも年老いて；仇敵の装束；顔の曲がったブレニム；ロデオの野牛 ほか）
感想・レビュー
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過剰な要求に応えるために苦肉の策を弄したら変な形になってしまった例が多い。表面上取り繕ったものは一時的にしかごまかせない。多くの失敗が飛行機の劇的な進化につながってるけど戦争の無駄さがこういう面からもよくわかる。美しいものに性能が宿るのはイタリアがお手本だなあ2014/11/05
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変な形には訳がある。よく知らんのまで紹介されてるのはさすが2012/11/15
