内容説明
『ヒコーキの心』に続く珠玉のエッセイ。ヒコーキの発達を、その発生のときから現在まで追い求め、読者に“歴史の高度感と時の流れ”を伝える航空史ロマン。歴史の塔の各階から、思い思いの形態と性能で、パイロットと飛び出して行った“空とぶ器”たちの変遷を辿る。洒脱なおおば比呂司氏のイラストと共に贈る。
目次
1 剪風号から通商破壊船まで(風を切るモラーヌ;危ない機体;双頭のワシの翼;血の四月の片棒;矢のルンプラー ほか)
2 大圏構造機から函館強行着陸まで(蛇かごのウェリントン;オタマジャクシのハンプデン;成層圏の死闘;略奪者;アンコウのマリナー ほか)