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海軍ダメージ・コントロール物語―知られざる応急防御戦のすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769815860
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0095

内容説明

砲煙弾雨の大海空戦のもと、損傷を受けた艦艇の乗船員たちは、いかにスピーディーに復旧作業に着手したのか!?タフでシブとく打たれ強い軍艦の“沈没させない”ためのノウハウを平易、詳細に綴った異色の戦記。

目次

第1章 明治、大正期の艦内応急防御戦(海軍「応急」のルーツは;草創期海軍の運用教育 ほか)
第2章 昭和戦前期の艦内応急防御戦(軍備制限研究委員会の研究;「水中防御」に後れをとる? ほか)
第3章 太平洋戦争前期の艦内応急防御戦(開戦当初の米英艦艦内防御;「翔鶴」応急戦をかく戦う ほか)
第4章 太平洋戦争後期の艦内応急防御戦(艦内不燃化に徹底を期す;「大和」「武蔵」―初被雷 ほか)

著者等紹介

雨倉孝之[アメクラコウジ]
昭和3年11月3日、東京に生まれる。20年4月、高等商船学校東京分校(機関科)に入校、あわせて海軍機関術予備練習生を命ぜられる。終戦により同年8月、退校、同時に予備練習生も被免。戦後、日本国有鉄道に勤務。59年、退職。東京理科大学理学部卒業の技術屋出身だが、かねてより海軍史・海事史の調査にたずさわり、現在、とくに海軍制度史の研究に打ちこんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とろとろ

6
ダメージ・コントロールという言葉は初めて聞いた。これが旧帝国海軍では応急防御戦と訳されるってことか。軍艦が被弾した時、艦内ではどのようにその損害に対処するのか、あるいはどう対処したのかという事柄に限って、明治維新後の連合艦隊各艦の戦時の状況や対処法を例に詳しく記述されている。軍艦の専門用語、旧海軍の編成や呼称及び一般的な旧軍隊用語が煩雑に出てくるので、そういう本に触れたことが無いと「永遠の0」のように、たぶんチンプンカンプン。戦時のこういう話は希少であり評価すべきと思う。2015/02/04

ごいんきょ

2
遅まきながらではあったが帝国海軍軍艦にもダメコンの設備と組織が作られた。 この時の経験が原発にも活かされていれば、福島もあそこまで悲惨にはならなかったのではなだろうか。 平和国家として軍隊を持たなかった戦後の日本。持たないことは構わないが、戦争や軍隊を否定することで他にも活かせる経験まで葬ってしまうのは国民性だろうか。2015/07/26

すずきん

1
海戦の際のダメージコントロールについて、日本軍の考え方の変遷が書かれている。週刊誌のような語り口が若干気になったけれど、そもそもダメージコントロールの概念を初めて知ったので興味深く読めた。もし、攻城戦時の城や都市のダメージコントロールの本があれば読んでみたい。2015/10/17

ゴジラ 芹沢

1
大日本帝国の艦船の被弾した時のダメージ・コントロールをまとめた本。2015/05/02

h t

1
ダメコン大事2015/04/05

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