内容説明
高度な技術力の証水中艦隊のテクノロジー。独自の用兵思想から、世界に類のない優秀な大型高速潜を生んだ潜水艦技術四〇年史。各国潜水艦も概観する。付・日本海軍潜水艦要目表・艦型図集。
目次
第1部 日本海軍の潜水艦(日本海軍の潜水艦小史―一九〇五~一九四五;わが潜水艦技術を想う;日本海軍の巡潜型潜水艦―第一次大戦時の独ゲルマニア型巡潜とわが伊一潜型;日本海軍の潜水艦に関する断章;特殊潜航艇)
第2部 世界の潜水艦(やはりドイツは潜水艦王国;大西洋海戦とドイツ潜水艦;世界のマンモス“潜水艦”戸籍しらべ;原子力潜スレッシャーの沈没をめぐる無知蒙昧の論損;原子力潜スレッチャーの沈没原因;世界の特攻艇)
第3部 日本海軍の潜水母艦(わが潜水母艦を偲ぶ)
第4部 潜水艦技術に関する報告書(補給潜水艦伊号第三五一型について;ドイツ水中高速潜水艦について;日本海軍潜水艦型図集;日本海軍潜水艦要目表)
著者等紹介
福井静夫[フクイシズオ]
大正2年、横浜に生まれる。昭和13年、東大工学部船舶工学科卒、海軍造船中尉任官。昭和19年、海軍技術少佐。その間、横須賀および呉工廠造船部部員、連合艦隊司令部付、技術研究所所員、外地勤務を経て、終戦時、舞鶴工廠富山分工場首席部員兼造船科長。戦後は、第二復員局(造修課および資料課)で艦船造修と艦政本部残務(技術資料作成)に従事し、昭和23年、運輸技官として海上保安庁勤務、昭和27年、退官。以来、財団法人史料調査会で帝国艦艇史の作成ならびに欧米艦艇技術の調査にたずさわり、同調査会理事を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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