内容説明
「日本軍兵士を範とせよ!」蒋介石総統の逆感状に輝く60対1の猛烈なる肉弾戦!貧弱な装備に食糧もなく、栄養失調と疫病に喘ぎつつ、さらには両手両足に重傷を負いながらも、「死守せよ」との命令に決然と戦い抜いた最前線守備隊将兵の鬼神も哭く、北ビルマ辺境地帯における砦、城郭戦闘を描く。
著者等紹介
相良俊輔[サガラシュンスケ]
大正9年、東京に生まれる。文芸誌、娯楽誌の編集記者十余年、その間、山手樹一郎、山本周五郎、外村繁、牧野吉晴氏らと親交をふかめ作家生活に入る。文芸誌「不同調」に処女作「虚構の夜」を発表。以後、新聞連載小説や児童小説を執筆する。動物小説、熱血冒険小説の著作多数。昭和54年8月歿
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