出版社内容情報
友達のかえるから外の世界の話を聞いた魚は、あれこれ想像して鳥や牛、人間の姿を思い浮かべます。どうしても外へ行きたくなって…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
99
【育児】75年出版。だから、絵本としてベストセラーな一冊。訳は、谷川俊太郎氏。さかなさんはカエルさんではないから、水の外の世界に憧れる。でも、頑張って出てみたけれど、やはり自分は水の世界が良い。なんか、子供向けというより、傷ついた青少年向けとも言える内容で、かつ、それ以上の大人にも響く内容だと思った。こういう絵本が下敷きとなり、将来、大人になっても立ち直れるのかな?人間って。2017/02/05
馨
90
置かれた場所で咲きなさいという言葉があるがその通りのストーリーなのかな。魚の世界からイメージした人間や牝牛が面白い。カエルは外の世界も水中の世界も堪能出来て魚からしたら羨ましいものだと思います。2024/01/01
つくよみ
50
図書館本:仲良く暮らしていた、小魚とおたまじゃくし。やがておたまじゃくしはカエルになり、陸上へ。ある日、池に戻ってきたカエルが、陸上で見聞きしたものを魚に教えたところ・・・?魚が想像する、鳥や牝牛や人間の、色鮮やかで滑稽な絵が楽しい作品。その話を聞いて我慢できなくなった魚はついに上陸を果たすが、陸上では動くどころか呼吸さえできず、カエルに助けられて池に戻る。その体験を通じ、自分の世界、水中の本当の美しさを理解出来た魚。むやみに他を羨ましがらず、もう一度、自分の回りを良く観てみろと教えられたような気がする。2014/08/15
たーちゃん
39
表紙を見て息子は「おさかなさんが鳥さんになってるー」と。読んでいる途中でも息子は感想を挟みながら最後まで楽しく読めました。2020/12/08
ぱんにゃー
38
絵本はいいねー♪ 自分も自分、友も友。 読友さんこの本の紹介ありがとう!2013/06/28